- 投稿日:2024/10/03
- 更新日:2026/03/30
仕事を失う経験から得た学び。
※情報バレしすぎないよう、マスクをかけてお話しします。
若手の頃、夢見たクリエイター職への転職
社会人として数年目の時期、制作職に憧れていた私。不意に機会が訪れ、制作事務所に転職することが決まりました。
事務所は少数精鋭のチーム。
採用は滅多になく、期待に胸を膨らませて新しい挑戦を始めました。
当時の私にとって、「年収や条件」よりも「やりがい」がすべて。
新卒で入った会社の正社員ポジションを捨て、試用期間条件付きの契約社員でのスタートでしたが、ワクワクしながら新しい道への歩みを開始。
転職直後の興奮と挑戦
最初の数週間は、憧れの仕事に参加できることが嬉しく、企画を出し、自分なりに一生懸命頑張りました。すぐに結果は出ませんでしたが、当時の私は情熱に満ち溢れていました。徐々に企画の採用もあり、少しづつ成果も出ていたのです。
しかし、そんな時間は、長くは、続きませんでした。
努力不足と力不足の現実
少しずつ、自分が求められているレベルに達していないことが明らかになってきました。先輩クリエイターたちは、若手の私よりも忙しいはずなのに、倍の量のアイデアを持ってくるのです。次々とアイデアを出し成果を上げる中、私は案数を出せず、求められている行動にも応えられず、結果的に信頼を失ってしまいました。
今振り返ると、私は会社の期待を十分に理解していなかったのです。ベンチャー企業での若手としての期待は、すぐにクリエイターとしての戦力にならなくても、とにかく食らいつき、何かしらの役に立ってやろうという気概、デザインで大成しなくとも、プロデューサーやディレクターやプランナーなど、何かしらの役割を伸ばしてほしい、果たしてほしい、と期待されていたのでしょう。
しかし、当時の私は視野が狭く、クリエイターとしての完璧主義が先行し、成長の機会を自ら逃してしまいました。
当時の事務所の社長や代表取締役、先輩たちには、大変な迷惑をかけてしまいました。本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています・・・。
告げられた「契約終了」
相手の信頼も失い、私自身も心身ともに限界でしたが、 「雇用終了」を告げられたときは絶望し食い下がりました。
それが余計相手に対し、火に油を注ぐ行為となってしまいました。
仕事を失うというのは、精神的にも大きな衝撃を受ける経験。契約終了を告げられた時は、次のステップが見えず、絶望感に襲われました。しかし、その中で、少しづつでも取り組んでいったいくつかのことが、結果的に前向きな変化をもたらしました。
ここからは、その時にやって良かったと(振り返って思う)3つのことを、シェアしたいと思います。
最も辛かった時、前向きになるためにやったこと。
朝7時には起きる。遅寝遅起きをしないこと。
まず最初に心がけたのは、生活リズムを崩さないことでした。契約が終わって最初の1週間くらいはダラダラと過ごしていたのですが、「このままでは体調も崩す・・・!」と思い、意識的に、予定がなくとも、朝7時には起きるようにしていました。
遅寝遅起きを避け、できるだけ規則正しい生活を続けることで、心身の安定を保つようにしました。もちろん苦しかったことを思い出してしまうこともありましたが、朝日を浴びて、外の空気を吸うだけでも、気分が少し軽くなる気がしました。

地域・自治体施設のフル活用(図書館、スポーツ施設)
次に、積極的に地域の公共施設を利用しました。特に、地域の運動センターで開催されている無料のヨガやストレッチ教室に参加し、身体を動かすことに集中しました。これにより、体力を保ちつつ、気分をリフレッシュすることができました。
何より、普段関わることの少ない世代や過去の付き合いのない人々と一緒に活動することで、新しい刺激を受けることも大きな気分転換になりました。友人知人に会うエネルギーはまだ湧きませんでしたが、知らない人と会話することで、私は気がラクになっていました。朝の時間に若い人が地域センターにいるのは目立っていたと思います(汗)でも、みなさん特に何も聞かずに、迎え入れてくださいました。話をしたくない時は、教室には参加せず、マシンを使うようにしていました。
その場限りの付き合いであっても、他者との交流がもたらすエネルギーは、意外と大きいものです。
また、図書館に通い、たくさんの本を読んだり、勉強をしたりしました。お金をかけずに身体や頭を動かすことで、絶望感から一時的にでも解放され、自分を保つことができた気がしています。
子供の頃にやりたかったことを思い出す
そうやって活動的に過ごすようにした後、夜は、自分のルーツに立ち返る作業を行いっていました。子供の頃の夢や、やりたかったことを思い出すために、古い日記を読み返したり、写真を見たりしました。人生の原点を振り返ることで、失業という現在の問題から少し距離を置き、じっくりとですが、未来への希望を取り戻すことができました。夢を思い出すことが、自分を見つめ直すきっかけにもなり、新しい道が開ける感覚を得たのです。
SNSを見ないこと
さらに、心の健康を保つために、SNSを見るのをやめました。他人の成功や楽しそうな様子を見ると、どうしても自分と比べてしまいがちです。これが心の負担になると感じたため、意識的にSNSから距離を置くことで、気持ちを平穏に保つことができました。
内定が決まるまでの不安な日々、私にとってこれらの取り組みが大きな救いとなりました。

ちなみに今は、当時の事務所の社長や先輩社員とも、別会社としてお仕事をご一緒したり、ランチに行くほどの仲になっています。当時の話をすることもできるようになり、あの頃はみんな若かったね、と話をすることができるようにもなりました。(笑
当たり前のことのようでいて、生活リズムを整えたり、カラダを動かすことが、心の致命傷を負わないことにつながることを、私は実感することができました。みなさんに迷惑をかけてしまいましたが、大切なことも学ばせていただきました。
同じような状況にある方にとって、少しでも参考になれば幸いです。