- 投稿日:2024/10/22
- 更新日:2025/09/29

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は真田正明著「朝日新聞記者の200字文章術―極小コラム「素粒子」の技法」2021年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。
おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
筆者:真田正明 1956年、大阪市に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業。1980年、朝日新聞入社。
警視庁キャップ、プノンペン・ジャカルタ支局長、アジア総局長などを経て論説副主幹。
2010年11月から2018年3月まで夕刊のコラム「素粒子」を担当。2021年に退社。
新聞業界にいた著者が退社後、文章術のノウハウを本書に掲載しています。
しかし、今回は別の部分。
新聞業界にいたからこそ、AIの文章に関する考えは参考になります。
AI時代の文章
①個人が文章を書く意味はどこか?
⇒ AIには「常識を持つ」、「文脈を理解する」ことは乏しい。
ことばの表面的な意味を理解しただけでは、深いコミュニケーションにはならない。
きちんとした会話は、その言葉の背景に何があるのかを理解する必要がある。
「聞かれたこと以外の常識」をたくさん知らなければならない。
これがAI技術の完成において最終関門の1つとなる。
2014年~19年:ドワンゴ人工知能研究所所長だった山川宏さんより。
②試行回数において、人類は勝てない。
⇒ 深層学習による決まった形の文章作成は強い。
単語紹介
深層学習(ディープラーニング):人間の神経細胞の仕組みを模倣したニューラルネットワークを用いて、大量のデータを解析して特徴を抽出する機械学習の手法。
機械学習:コンピューターが大量のデータからパターンやルールを学習し、予測や判断を行う技術
学習済みのデータに関して正確かつ迅速に処理できるのがメリット。
企業の決算記事やスポーツ記録のようなものは、AIが作る時代がすぐに来るだろう。
試行回数の多さが成功の秘訣なら、AIを利用しない手はない。
【偶然の科学 成功は運とタイミング】
③AIの大きな壁は「常識」
⇒ AIロボットに「本を持ってきて」は高難度の任務
本はどこにあるのか?
書斎?リビング?
本棚はどこか?
ドアはどう開けるのか?
本はどのようなものか?
本棚のどこを探せば見つかるか?
本を出すときに邪魔になるものはどうするか?
本が本棚に無かったらどうするか?
人間は瞬時に判断できる。
なぜか?
⇒ 今までの常識を持っているから。
④将棋や司法試験に勝てるが、おつかいには行けない。
⇒ 創造的な文章を書くという作業は今のところ人間の仕事だ!
自己の経験に基づいたエピソード(一次情報)を使いこなせ。
体験や常識という1点でAIに負けることはない。
まとめ
AI(人工知能)は人類の知能を追い越すかは別。
AIの発達は仕事の形を変えていくのは確かである。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!