- 投稿日:2024/10/23
- 更新日:2025/10/02

はじめに
断熱性能が高いアパートを探す方法断熱性能の高いアパートは快適な暮らしを実現し、光熱費の削減にもつながります。
しかし、住宅情報サイトでは断熱性能を直接検索することが難しい場合があります。
そこで、以下の方法を活用して断熱性能の高いアパートを見つけましょう。
構造に注目する
アパートの構造は断熱性能に大きく影響します。
一般的に、以下の順で断熱性能が高くなります。
1.鉄筋コンクリート造
2.軽量鉄骨造
3.木造
鉄筋コンクリート造のアパートを優先的に探すことで、断熱性能の高い物件を見つけやすくなります。
築年数をチェック
新しい建物ほど断熱基準が厳しくなっているため、築年数の浅いアパートを探すことも有効です。
特に2000年以降に建てられた物件は、断熱性能が向上している可能性が高いです。
出窓が流行った時期がありましたが、断熱的には弱点になります。
外気の触れる面積が大きくなるため、そこから熱が出入りしやすいです。
流行ったのが1980年代〜1990年代あたりなので、築年数を推測する目安にもなります。
省エネ性能表示を確認
国土交通省は賃貸物件の広告にも省エネ性能の表示を推奨しています。
以下のような表示がある物件は断熱性能が高い可能性があります。
・断熱等級…高い方が良い、最高等級7
・UA値(外皮平均熱貫流率)…低い方が良い、小数点以下の小さな数字だが重要
・一次エネルギー消費量等級…低い方が良い、最高等級6
設備をチェック
断熱性能の高いアパートには、以下のような設備が備わっていることが多いです。
・二重窓(窓が二重に設置されている)
・◎ トリプルガラス(三層複層ガラス) > ◯ペアガラス(複層ガラス) > △ シングルガラス(単板ガラス)
・◎ 樹脂サッシ > △ 樹脂アルミ複合サッシ > ✕ アルミサッシ
・床暖房
・24時間換気システム
これらの設備が記載されている物件は、断熱性能が高い可能性があります。
不動産会社に直接問い合わせる
住宅情報サイトで見つからない場合は、不動産会社に直接問い合わせてみましょう。
断熱性能の高いアパートを探していることを伝え、該当する物件があるか確認してもらいます。
工務店に直接問い合わせる
一部の不動産会社や建設会社は、断熱性能に特化した賃貸物件を展開しています。
地元で高気密高断熱住宅を手掛ける工務店などに相談すると、情報を得られるかもしれません。
まとめ
断熱性能の高いアパートを探すには、構造や築年数、省エネ性能表示、設備などの情報を総合的に判断することが重要です。
直接的な検索が難しい場合でも、これらの要素に注目することで、快適で省エネな暮らしを実現できるアパートを見つけることができるでしょう。