- 投稿日:2025/05/10
- 更新日:2025/10/09
火災保険を使って洗面台を修理した体験談 〜賃貸アパートでの実例〜
今回は、私が賃貸アパートに住んでいて、洗面台が破損したときの実体験をご紹介します。修理には約13万円かかりましたが、火災保険を使ったことで、全額補償してもらうことができました。
「火災保険って実際どう使えばいいの?」という方のために、大家さんや保険会社とのやりとりも含めて、実際の流れを詳しくお話しします。
1. 洗面台が壊れた!
我が家では、洗面台の下にある収納スペースに、洗濯用洗剤の詰め替えをたくさんストックしていました。ある日、その扉を開けると、中が水浸しになっていて驚きました。
原因は、洗面台の下を通っている水道ホースに亀裂が入り、水漏れが起きていたことでした。大量の洗剤を詰め込んでいたため、ホースの異変に早く気づけず、亀裂が広がってしまったようです。
ストックをすべて出して被害状況を確認すると、収納内の床だけでなく、その下にあるアパートの床部分にも水が染み込んでいました。水漏れが数日続いていたため、床にもダメージが及んでいたのです。
2、大家さんに連絡
すぐに大家さんへ電話して状況を伝えると、ご近所にお住まいのこともあり、すぐに駆けつけてくださいました。
洗面台の様子を見た大家さんは、知り合いの業者さんに連絡。その後すぐに業者さんも到着し、洗面台を動かして床の状態を確認してくれました。
幸い、床のダメージは軽微で、現状のまま使っても問題ないとのことでした。ただし、洗面台自体は交換が必要になったため、新しいものが届くまでの1週間は応急処置で対応することに。破損したホースには補修が施され、水受けも設置してもらいました。
帰り際、大家さんからは「洗面台の破損は借主負担になるため、後日請求書をお送りします」と伝えられたため、「わかりました。火災保険で対応させていただきます」とお返事しました。
3、保険会社に連絡
加入している火災保険の保険会社に連絡したところ、手続きはLINEのチャットで進めることになりました。
保険会社から求められた情報は以下の3点です。
①現場の写真(破損したホースや水漏れの被害箇所)
②破損の原因
③洗面台が誰の所有物か(借主か貸主か)
私の回答は次の通りです。
①写真を撮影して送付
②原因は特定できず。経年劣化か、あるいはこちらが洗剤を入れすぎてホースに接触してしまった可能性もあり
③洗面台は大家さんの所有物
これらを提出した結果、「借家人賠償責任保険」が適用できるとの回答を得ました。
その後、保険会社から、修理を担当する業者さんから見積書をもらい、それを撮影してLINEで送ってくださいという指示がありました。
4、洗面台の交換
1週間後、業者さんが再度訪問し、洗面台の交換工事を行ってくれました。この際、工事の見積書も発行してもらい、金額は約13万円でした。
その見積書の写真を保険会社にLINEで送付すると、以下の3点について確認がありました。
①保険金請求の意思があるか
②大家さんとの間で円満に解決しているか
③保険金の振込先は誰か(借主か大家さんか)
借主の場合は、借主が大家さんに修理費を払うときの領収書を送信する必要あり。
それぞれ次のように回答しました。
①請求の意思があります
②大家さんとは円満解決済み
③私(借主)の口座に振込を希望。大家さんに支払い後、領収書を提出予定
この回答を送りました。
その後は、大家さんからの請求書を待ちます。
5、大家さんからの請求
その2日後、大家さんから正式な請求書が届きました。金額は業者さんの見積もり通り、約13万円。
この金額を、私の口座から、指定された大家さんの口座に振り込みます。
さらに3日くらい経って、領収書が届きました。
この領収書を撮影して、保険会社にLINEで送ります。
保険会社が領収書を確認してから約1週間後、無事に約13万円が振り込まれました。
6、火災保険を使ってみて
今回初めて火災保険を利用しましたが、やりとりのほとんどがLINE上で完結したため、とてもスムーズでした。仕事の合間にも対応でき、過去のやりとりを振り返るのも簡単だったのが助かりました。
最初に洗面台の破損を見つけたときは本当に焦りましたが、火災保険のおかげで自己負担なく修理を終えられ、ほっとしています。しかも、保険を使っても保険料が上がらなかったのは嬉しいポイントです。
今回の記事では、実際に火災保険を使う場合の、保険会社や大家さんとのやりとりについて書いてみました。この記事が、万が一の際に火災保険を活用したいと考えている方の参考になれば幸いです。