- 投稿日:2024/10/29
- 更新日:2025/09/29

簿記の勉強を始めたきっかけ
僕が最初に簿記3級の勉強を始めたのは2023年、学長のライブを聞いたのがきっかけでした。
その時はまだシティには入っていませんでしたが、自分のためになるのなら、そして「素直にやりや〜」、の言葉に後押しされてテキストを一冊購入し勉強を始めました。
3ヶ月ほど勉強しなんとか合格(1度落ちましたが)、帰る途中で
「このまま2級も取っちゃおうかな〜」
なんていうノリでテキストと問題集を買ったのです。
しかし、いざ工業簿記のテキストを開いてみると、、、なんだこりゃ?です。
全く出来る気がしません。そして見なかったことにして、見事に放置してしまったのです。
そして2024年、やっとリベシティに入り簿記ライオン欲しさにFP3級を取得した後、やりかけで放置していた簿記2級に本気で取り組むことにしました。
まず最初に期限を決めてしまう
前回テキストをチラ見しただけで放置してしまった苦い記憶がありますので、先に期限を決めてしまいました。
今年中に合格する!半年本気でやれば出来るやろ!と自分に言い聞かせ、職場で公言してまわり、シティの名前の後ろに
「今年中に簿記2級に合格するぞー!」
と付け足しました。
さあこれでもう逃げられません。出来なければ自分が赤っ恥をかくだけになりました。
勉強方法と工業簿記
僕は勉強方法として、独学を選びました。
理由はシフト制の仕事で学校に通う時間がないこと、そして一番は経済的な理由です。
とてもじゃないですが何万もの大金を払う余裕はありません。なので購入したテキストと問題集(これだけでもう6000円!)、そして3級の時も大変お世話になったふくしままさゆきさんの動画で勉強を始めました。
まずは動画とテキストで勉強し、問題集を解く。というやりかたで進めていったのですが、中盤で完全に行き詰まりました。
標準原価計算の製造間接費差異分析というなんとも呪文みたいなのが出てくるのですが、この分析に使うシュラッターシュラッター図が全く理解できないんです。
本当に全然わからない、解説を見ても解説通りに図を書いてみてもなんのことだかわからないんです。
困っていた時、たまたまオフィスで簿記の勉強会をされている方が参加者の募集をしていたので参加させてもらいました。
さすが1級取得者で、ものすごく説明がわかりやすい、僕のノートに直接書きながら教えて下さいました。こんな風に丁寧に教えていただける事に感謝と尊敬しかありません。
そしてそれがきっかけで今まで詰まっていたところが嘘のように解消され、その後の工業簿記はスルスルと進んでしまったんです。
始めは全く意味がわからなかった問題集が、ほぼノーミスで解けるようになるまで5周はしたと思いますが自信を持って商業簿記に進めました。(この時点で3ヶ月経過)
商業簿記と模試
工業簿記とは違い商業簿記は3級をより詳しく難しく深堀りした内容だと感じました。例えば減価償却費は3級では定額法だけだったのが定率法や生産高比例法が増える、といった感じです。
なので割とスムーズに勉強は進められました。連結会計はかなり、というかめちゃくちゃてこずりましたが(この論点だけで1ヶ月間は余裕でかかりました)なんとか最後まで理解できたと思い込み、問題集の周回を始めます。
わからないところ、間違えたところはテキストにもどる、ふくしままさゆき先生の動画で復習する、を何度も繰り返しなんとかすらすらと解けるようになる頃には既に5ヶ月経過していました。
かなりの自信を持って問題集に付属してある模試6回分に挑戦してみると、甘くみていたのを痛感させられます、合格点なんてとんでもありませんでした。
軒並み50点台しか取れないのです。
一番の問題は時間が全く足りないこと、本当に全然間に合わないのです。そしてその焦りから仕訳ではケアレスミスを連発し、自信があったはずの工業簿記では解き方をど忘れする、などボロボロです。
仕訳問題から初めて工業簿記を解き、いざ商業簿記の3問にとりかかるころにはもうタイムオーバー!という感じでした。
こんなん絶対無理やん、、どうしようと悩んだ上で、シティの「簿記でボキンと、、、」、のチャットで質問してみることにしました。
シティの方々は本当に優しい!そしてなんて頼りになるんでしょうか。
丁寧に説明してくださり、アドバイスを頂き、独学では思いつかなかった解法を教えていただきました。
それまで僕は連結会計と財務諸表の問題を解くときは、まず仕訳を全部書く、そしてそれを転記する、というやり方をしていました、
チャットでは、仕訳を書かずに直接数字を解答用紙に書き込んでいくやり方もあるよ、と教えていただいたのです。知っている人には当たり前なのかもしれませんが、僕にとってはまさに目からウロコ状態でした。
さっそくそのやり方で問題を解いてみます。難しい仕訳以外は書かずに直接書き込んでいく方法は最初はミスもありましたが、慣れてくるとめちゃくちゃ早い!!最初は40分ほどかかっていた財務諸表も20分程で終われるようになり、模試もすべて合格点を取れるようになりました。
この時点で7ヶ月経過。。。
ネット試験にて
10月21日、晴れてネット試験にて合格することが出来ました。
結果は僕もびっくりの92点!
これはあくまでも僕の感想で、ネット情報では回によって難易度が相当変わるらしいので参考にはならないとは思うのですが
問題集の方がよっっっっぽど難しかったです!!!
問題集では仕訳でも何を言ってるんだ???みたいなのもよくあったのですが試験では、割とわかりやすい文章が多かったように思います。
最後に僕の1日の勉強スケジュールですが、仕事のある日は行き帰りの通勤電車の中で動画を見ながら往復1時間、帰ってご飯とお風呂を済ませてから、奥さんがゆっくりしている時間に1時間〜2時間くらい。
休日は朝から梅田オフィスで3時間、スーパーや市場で晩御飯の買い物をして帰ってから夕方までの2時間、そして夜に1時間、といった感じでした。
僕の歳になると本当に頭に入らない、残らない、ということを痛感します。覚えるにはとにかく、、めっちゃやる!!これしかないと思います。
まとめ
僕が働きながら簿記2級に合格出来た方法
1 自分で期限を決めて、周りにも公言してしまう
2 考えて考えてどうしてもわからない、出来ないところは出来る人に聞く、教えてもらう
3 とにかくすぐやる、めっちゃやる!!!
僕の場合は子供が既に独立しており、夫婦もお互い自由な時間を取りやすいので、やりたいだけ勉強に時間を使えましたが、お子様が小さい家庭でしたらなかなか難しいところもあるとは思います。僕も子供がまだ小さかったらとてもじゃないけどこんなことは出来ていません。
ですが簿記は才能やセンスではなく、やればやるほど力がつく様に思います。今勉強されている方、頑張ってください!
そして僕の体験が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!!