- 投稿日:2024/10/29

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要約
辛い料理や香りが強い料理、酸味の強い料理は、日本酒の繊細な香りや風味を損ねやすいため注意が必要です。日本酒の特性に合う料理を選ぶことで、相性が引き立ちます。
日本酒は繊細な飲み物であり、料理との相性が風味に大きな影響を与えます。今回は、科学的な視点で「やってはいけない」ペアリングを解説し、日本酒をより美味しく楽しむためのポイントをお伝えします。
1. 激辛料理 × 日本酒:辛味が香りと味を消す
激辛料理に含まれる辛味成分のカプサイシンは舌や粘膜に残りやすく、日本酒の繊細な香り成分を感じにくくしてしまいます。日本酒の香りの主成分「エステル」はとても微細なため、カプサイシンの刺激が強すぎると感知しにくくなります。日本酒をじっくり味わいたいなら、辛すぎる料理は避けるのがベストです。
2. 香りの強い料理 × 吟醸酒:香り分子の競合
吟醸酒や大吟醸酒のフルーティーな香りは、酢酸イソアミルや乳酸エチルといったエステル類によるものですが、にんにくやスパイスなど香りの強い料理(カレーやエスニックなど)は、これらの香り成分をかき消しがちです。特ににんにくには硫黄化合物が含まれており、吟醸酒のエレガントな香りを覆ってしまうため、吟醸系のお酒を楽しむ際は香りが控えめな料理を合わせることが推奨されます。

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