- 投稿日:2024/10/29
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は編者:ジョージ・ビーム 訳者:鷹取孝「スティーブ・ジョブズの生声」2022年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
編者:ジョージ・ビーム アメリカ合衆国ヴァージニア州在住のジャーナリスト。鹿児島出身の母を持つ日系アメリカ人。
訳者:鷹取孝 1970年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業。富士通にてネットワーク機器の開発に長年従事した後、翻訳者として独立。
生声ということで、インタビューや社内文書、SNSで発言した言葉をまとめた書籍になります。不思議な形ですが、純度の高いコトバともいえるでしょう。
どうとらえるかは、読者次第だとは思いますが、ミニマリズムとしての見方で考えてみたいと思います。
別の書籍:スティーブ・ジョブズ 人生を変革する言葉 出版社 : 株式会社ダイアプレス
生声だけでは理解が難しいと感じましたので、他の書籍とも照らし合わせたいと思います。
ミニマリズムとして見るスティーブ・ジョブズの生声
①選ばないことへの誇り
「フォーカスする」とは、フォーカスすべきものに対して「イエス」ということだとみな思っている。だが、決してそうではない。100の良いアイデアに「ノー」ということだ。しっかり考えて選別しなければならない。私は選んだものと同じくらい、選ばなかったものにも誇りを持っている。
『フォーチュン』誌 2008年3月7日
フォーチュン(Fortune):アメリカ合衆国のニューヨークを拠点として発行されているビジネス雑誌。
⇒ ベストな選択は多くの選択肢から生まれる。
アップルの企業は社員同士の意見交換がとても活発であり、問題解決方法は常に新しい意見に耳を傾けることからだとしている。
⇒ ミニマリズムは個人、集団に活用できる。
ただし、集団の場合は方向性、価値観が合わなければ簡単に崩壊する。
真剣である以上、必要以上に切り落としてしまう可能性がある。
②シンプルな生活
モノをたくさん買うのはやめたよ。くだらないモノばかりだから。
『インディペンデント』誌 2005年10月29日
The Independent:イギリスのオンライン新聞。かつては紙面での発行も行っていたが、2016年3月をもって終了し、オンライン新聞に移行した。
元Apple最高経営責任者:ジョン・スカリーの証言では、「彼はお金に興味がありませんでした」と。
ジョブズの家には家具もほとんどなく、寝室に小さなベッドが置かれているだけだったという。
⇒ 非常に複雑なものを単純化する結果、彼はミニマリストになった。
③人生について
君たちの時間は限られている。だから、他人の人生を生きて時間を無駄にしてはいけない。ドグマにとらわれないでほしい。それは、他人が考えた結果に従って生きることと同じなんだ。他人の意見という雑音で、君たち自身の内なる声がかき消されてしまってはいけない。そして何より大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことだ。自分の心と直感は、自分が本当は何になりたいのか、どういうわけかすでに知っている。他のことはすべて二の次で構わない。
スタンフォード大学卒業式のスピーチ 2005年6月12日
外部サイト 日本経済新聞 スピーチ全文の全訳
https://www.nikkei.com/article/DGXZZO35455660Y1A001C1000000/
ドグマ : 独自の教理・教義
⇒ 自分の人生に真剣であるための洗練方法がミニマリズムである。
革新的な製品を生み出し、現代社会に大きな影響を与える人物だからこそ。
自分が本当は何になりたいのかを突き詰めた。
人生を賭ける極端な行動を実行させるための支えになる。
そのために大金を失うリスクや会社を解雇させることにも向き合えたように感じる。
「今日が人生最後の日だとして、今日これからやることをやりたいと思うか?」
人生には限界はない。
行きたいところに行きなさい。
望むところまで高峰を登りなさい。
全てはあなたの心の中にある、 全てはあなたの手の中にあるのだから。
まとめ
ミニマリズムは人生に真剣であるための手法である。
物事はシンプルに考えて、注力すべき点を絞り込む。
その過程も真剣に考えなければならない。
ただし、自分に合わせた手法や価値観を忘れないこと。
間違えれば、諸刃の剣にもなりゆる。
そんな危うさがあることも忘れないこと。
書籍:スティーブ・ジョブズの生声は脚色を最大限排除し、本人の言葉をありのままに伝えるよう努めた作品です。
実際に読んでみて自分が感じることを大事にしたほうが良いでしょう。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆