- 投稿日:2024/11/01

日本酒は、米と水から作られる伝統的な日本の醸造酒です。シンプルな材料ながら、工程ごとに職人の技術と時間が込められています。今回は日本酒がどのように作られるのか、基本の工程を分かりやすく紹介します。
1. 米の精米
日本酒造りは「精米」から始まります。精米とは、米の表面を削る作業で、米の芯に近づくほど余分なタンパク質や脂肪が削られ、雑味の少ない日本酒が生まれます。この精米の削り具合を「精米歩合」と呼び、精米歩合が高いと「吟醸」「大吟醸」と呼ばれ、雑味が少なく、繊細な味わいになります。
2. 蒸しと麹づくり
次に、精米された米を蒸し、麹(こうじ) を作ります。麹とは米に麹菌を加えて発酵させたもので、麹菌には米のデンプンを糖に変える役割があります。糖は甘いのでこの状態で「甘酒」を楽しむこともできます。日本酒の風味や香りはこの麹づくりで決まり、じっくり時間をかけて丁寧に作られます。
3. 仕込みと発酵
麹ができたら、米、水、酵母と一緒に発酵させる「仕込み」に進みます。発酵は1ヶ月ほどかけて進められ、この過程で酵母が糖をアルコールと二酸化炭素に分解します。温度や湿度の調整が重要で、職人が細かく管理することで、日本酒の風味が生まれます。

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