- 投稿日:2024/11/02
- 更新日:2025/10/01
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初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は木村俊雄 著『省エネのプロが教える みんなの節電生活』2023年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
本書は元々、図解が多いのでわかりやすいと思います。
著者:木村俊雄
1964年秋田県生まれ。元東京電力福島第一原発エンジニア。
東電学園高等部を卒業後、東京電力に入社。
福島第一原子力発電所では、原子炉の設計・管理やプラントの運転管理、各種調査などを長きにわたって担当する。
「電気には、電気にしかできないことをお願いする」
これが電気代高騰に負けない「賢者の節電」の鉄則です!
木村俊雄 著『省エネのプロが教える みんなの節電生活』
「熱」で考える節電
まずは電気料金の仕組みを知ろう
電気料金は大きく基本料金、電力量料金、燃料調達額、再エネ賦課金の4項目から成り立っている。
参考 資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/fee/stracture/
このうち燃料調達額は火力発電のコストに左右されるため、電気の無駄遣いを減らしてコストを抑えよう。
⇒ 電気代は使い方次第。
近年の日本の電源構成の76%は火力発電であるため、化石燃料価格の高騰による影響が甚大なものになるのは当然といえるでしょう。
木村俊雄 著『省エネのプロが教える みんなの節電生活』
「熱」は電気の源(みなもと)
参考元
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/slideshow_01.html
資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」令和2年度によると
日本の電源構成の約7割は火力発電。
⇒ 大半の電気は「熱」から生まれている。
そして、その過程ではエネルギーロス(損失)が発生している。
⇒ ロスが多い = 電気がその分必要 = 電気代が多くかかる。
電気はその途中で「熱」だけでなく、「音」「光」などに変換させている。
パソコンや家電も「熱」で考えると良いかも。🤔
古くなった家電で、熱を多く持っていたら、電気を無駄にしている証拠です。
工学の世界では、電気を「光」に変えるより、「熱」に変えるほうが効率が悪いのです。
変換効率はボードゲームとかで遊んでいるとついつい気にしてしまいます😎
電気は、65%という膨大なエネルギーロス=様牲を払ってつくられる「最高級のエネルギー」なのでござる!
木村俊雄 著『省エネのプロが教える みんなの節電生活』
電気を熱に変えない工夫
つまり、電気を熱に変えるのは効率が悪く、電気ポットや電気暖房の使用は避けるべき。
冷房に比べて暖房のエネルギー消費は大きいため、寒冷地では石油ストーブや薪ストーブを活用している。🤔
⇒ 暖房には代替手段を。
なるべく、エアコンの暖房や電気ポット、オーブントースター、コーヒーメーカー、IHクッキングヒーターの使用を抑えるのがコツ。
もちろん、ほどほどに。😊
豊かな浪費と照らし合わせて。
困ったことに電気を熱に変える電化製品は、総じて消費電力が大きいのです。
平均的な電気ポットの消費電力は、湯沸かし時は約1000ワット、保温時は約35ワットです。
電気代高騰に負けない「賢者の節電」を実践するのであれば、まず電気を「熱に戻す」のは、絶対的なタブーであると肝に銘じなければなりません。
木村俊雄 著『省エネのプロが教える みんなの節電生活』
照明はLEDがなぜ良いのか?
電気照明は、消費電力も比較的小さいといえます。60ワット相当の明るさでいえば、白熱電球でも54ワット、LEDであれば6.5ワットに過ぎません。つまり、明かりこそが、電気の使い方の真骨頂であるといえるでしょう。
木村俊雄 著『省エネのプロが教える みんなの節電生活』
⇒ 「熱」への変換が少ないことも一つの理由
LED照明は従来の蛍光灯よりも省エネ効果が高く、長寿命で経済的と言われるのは、蛍光灯に比べて、「発熱」が少ないから。
値段は他の電球に比べれば高いが、元は1年以内にあっという間にとれる。
余談 信号機ではLEDが不利な点もある。
白熱球式の信号機では、フードに付着した雪や、溶けた雪がつららとなってランプ周辺に垂れ下がっても、白熱球から放出する熱で溶かすことができます。しかし、LED信号機では融雪用のヒーターが必要になる。🤔
見方が変われば、デメリットになる。興味深いですね。😎
家電ごとの節電ポイントも「熱」で考える。
例1:冷蔵庫は「スカスカ」冷凍庫は「キツキツ」
24時間つけっぱなしの冷凍冷蔵庫は、使い方次第で消費電カに大きな差が生まれるのでゴざる!
木村俊雄 著『省エネのプロが教える みんなの節電生活』
冷蔵庫は「熱」を上げないために、食品は中央にまとめておく。
冷蔵庫の温度計は冷蔵庫の壁についている。
⇒ 壁沿いの冷気の流れが悪いと温度計周辺の「温度」が上がる。🥵
温度が上がるとコンプレッサーが作動して電気代を増やす原因となる。
冷凍庫は逆に凍ったものを詰め込むことで冷気の循環が抑えられ、節電効率が上がる。
隙間があれば、ペットボトルや保冷剤を入れて、冷蔵庫の電力消費を抑えよう。
⇒ 冷蔵庫、冷凍庫も、「熱」(温度変化)の一工夫で省エネできる。
例2:洗濯機は「スピードモード」を活用
通常の洗濯物は「スピードモード」で十分。
標準モードを使用するより、短時間で洗濯することは節電になる。
もちろん、汚れがひどいものは別。😵
普段の洗濯は「標準」じゃなくてもOK!
⇒ 洗濯はスピーディーに「熱」を少なくしよう。
まとめ
日々の使用方法の見直しで、年間の電気代削減につながる。
電気は熱になるべくしない!
「熱」で電気を考えよう!
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆