- 投稿日:2024/11/01
- 更新日:2025/10/01

はじめに
わが家の次男は小6~中3まで不登校でした。
最初はエネルギーを使い果たして何事にも無気力でしたが、
一旦完全に学校を休むことに決め、ゆっくり自宅で過ごすうちに少しずつ元気がでてきました。
学校へ行くところまでは回復していなくとも、
楽しいことならできるかな、という段階となり、
「どうせなら平日利用して楽しいことしちゃおうか!」と次男と母の私の2人で色々なことを楽しみました。
そうするうちに、自然と心身が回復していき、親子の関係も深まっていったのかなと思います。
その後次男は高校は休まず通い、大学受験し、第一志望校に合格しました。
第5位:猫カフェ・鳥カフェ
生き物が好きな次男。
中でも猫とインコ・文鳥などの鳥が大好き。
猫カフェで沢山の猫たちと癒しのひとときを過ごしたり、
鳥カフェでインコやフクロウと触れ合ったりしました。
生き物に触れるとストレスを軽減させるセロトニンが分泌されるとも言いますね。
母の私も心配や不安は脇に置いて、気持ちが癒されるひとときでした。
第4位:ちょっといいランチ
平日のランチタイムを利用して、ちょっといいランチをあちこち2人で食べに行きました。
イタリアン、フレンチ、ステーキ、串カツ、焼肉、ラーメン。
スイーツが美味しいカフェにもよく行きました。
ケーキ、クレープ、お抹茶と和菓子。
美味しく楽しく元気エネルギーチャージができました。
うれしい副産物として、次男は都会のレストラン、カフェに詳しくなり、すっかり場慣れして、色んなお店に臆せず行ける高校生になりました。
第3位:旅行
旅行にも数回行きました。
平日に行けるので、格安で混雑を避けることができます。
修学旅行の代わりに東京7連泊。
ご先祖様の里を訪ねる小旅行。
世界は広いんだよ、わが家のルーツにはこんな人たちがいたんだよ、など視野を広げて欲しい気持ちもありました。
高校生になると、次男は一人で東京・横浜旅行へ行くようになりました。
第2位:カラオケ
平日昼間の5時間ぶっ通しカラオケにもよく行きました。
息子と私しかいないので、ヘタでもなんでもお構いなしです。
お互い全くジャンルが違う歌を思いっきり歌いまくりました。
大きな声で楽しく歌う。
すごくいい発散方法だったと思います。
第1位:キャンプ
息子と私との2人キャンプ。これが一番よかったです。
私も息子もキャンプは全くの初心者。
テントの立て方もタープの張り方も何も知らない超インドア派。
YouTubeのキャンプ動画を観て、
「キャンプ、…してみよっか?」と恐る恐る行ってみると楽しい!
息子は火起こしも焚き火もみるみる達人になり、
私もキャンプ飯を考えたりテントや道具を色々買い替えたり。
星空の下で焚き火の炎を眺めながら色々なことを話したりしました。
「部屋にこもってばかりだから、少しでも太陽の日を浴びて欲しいな」という気持ちもありました。が、私のほうがハマってしまいました。
森林浴、焚き火の炎、美味しいアウトドア料理、日々進化するキャンプ道具。
息子も私も自然に癒されて元気をもらいました。
番外編:その他
他にも、乗馬体験、陶芸体験、美術館、ボードゲームカフェ、などにも行きました。
元気のない次男が「してみたいな」「行ってみたいな」とつぶやいたものには、できるだけ応えるようにしていました。
ボードゲームカフェは、優しい大人の方たちと大笑いしてとても楽しく、今でも時々行っています。
おわりに
息子が不登校になった時は青天の霹靂、目の前が真っ暗になりました。
息子も私も苦しい期間でした。
少し落ち着いて元気が出始めたころに、
様子を見て少しずつ色々なことを楽しめるようになりました。
注意点は、
・不登校初期など、心身共にしんどく、寝て食事してゲームするのがやっと、という時は無理をしない。
・本人の意向を最優先に。本人が「してみたい」「行ってみたい」と言ったことを一緒にする。決してこちらの意向を押し付けない。
夢中で通り抜けたトンネルでしたが、あれやこれや試すうちに、いつの間にかトンネルの外に出ていました。
不登校の児童・生徒さんの事情は千差万別、ひとつとして同じケースはないと思います。
こんな元不登校の子の事例があったこと、あくまでも一例として何かヒントのひとつにしていただければいいな、と思います。