• 投稿日:2024/11/06
  • 更新日:2025/09/30
昇給なくてもあきらめるな! 月1250円の昇給を勝ち取った交渉術

昇給なくてもあきらめるな! 月1250円の昇給を勝ち取った交渉術

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しかしか@OEM/せどり

しかしか@OEM/せどり

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要約
9ヶ月の育休から復帰したら、昇給がありませんでした。 今後に育休を取得する後輩たちのためを思い、育休でも昇給できるよう会社と話し合いを重ねました。 結果的に3ヶ月分の昇給を得ることができましたので、皆さんに共有させていただきます。

3ヶ月分の昇給を獲得!

結論から言います。

1ヶ月でも育休をとった場合は昇給できませんでしたが、

育休でも昇給できるよう、就業規則を改定することができました!


実際の昇給は1年間勤務での昇給額を勤務月数で割った額となりました。


 実例

1年勤務すると5000円昇給 ⇒ 勤務を3ヶ月、育休を9ヶ月の場合

 ⇒ 5,000円 / 12ヶ月 = 416.6円 (1月あたりの昇給額)

 ⇒ 416.6円 × 3ヶ月 = 1,250円


1,250円も昇給できました。

年間で15,000円はとても大きいですね。

会社への交渉の仕方

どのように交渉したか、流れを記載していきます。


① 昇給システムを確認

昇給といっても、調べるといろんな種類があるようです。

定期昇給、臨時昇給、自動昇給、考課昇給、普通昇給、特別昇給

https://biz.moneyforward.com/payroll/basic/63630/#i-6

勤務している会社は1年毎に昇給するシステムです。

就業規則にも定まっており、経験年数で基本給が決まっています。


つまり、私の会社は自動昇給だと思われます。

みなさんも、就業規則に隅々まで目を通してください。


事務に行くのが苦手な人もいると思います。

私は休憩の1時間を事務で規則を読む時間に当てたことがあります。

「またあの人、就業規則を読んでる・・・」

「またクレームくるよ・・・」

と、影で言われてても知らんぷりです。

コピー・持ち出し禁止なので、仕方がありません。


② 裁判所の判例を印刷して提出

先行く先輩方がすでに裁判を起こし、結果がでています。

感謝しつつ印刷して提出しましょう。

自分の主張が正しいことはしっかりと伝えます。


③ やり取りは書面一択

やり取りは対話ではなく、書面で行いましょう

感情的になったり、うまく伝わらない可能性があります。

交わした書類は証拠にもなるので、写真で保存しておくといいでしょう。


チャットGPTに文章を考えてもらいましたので参考までにどうぞ。

私の場合は、三行くらいの文章でしたが、もっと丁寧な言い方をしたほうが良かったなと思っています。


 ↓以下、文章

いつもありがとうございます。

お疲れ様です。[自分の名前]です。

この度、[出産予定日]に合わせて育児休業を取得させていただきたく、ここにご報告申し上げます。

育休期間は、[○年○月○日から○年○月○日まで]を予定しております。

また、育休期間中の昇給に関して、お願いがございます。

現行制度では、育休中も従業員のスキル向上や貢献度を評価していただけると伺っておりますが、私自身も育児に専念しながらも、これまでの業務における成果や成長をもとに、公平な評価をお願いできればと考えております。

お忙しい中恐縮ですが、育児休業期間中も昇給のご検討をいただけましたら、大変ありがたく存じます。ご確認のうえ、何かご不明点や追加で必要な手続きがございましたら、お知らせいただければ幸いです。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

敬具

[自分の名前]


④ あくまでも、お願いベース

あとは会社の反応を待ちます。

強調しますが、お願いベースの心構えでお願いします!


却下されたからといって、

「従業員を粗末にする会社だ」

「会社のせいでやる気がでない」

などモチベーションを下げてしまうと、本業に影響が出てしまいます。

仕事への集中力を欠くと、信頼が失われ居場所が無くなる可能性があります。


断られて当然、というスタンスで臨みましょう!


⑤ 決定後にやること

昇給が決まった場合はおめでとうございます。

育休を取りそうな社員には伝えて、不安を少しでも減らしてあげましょう。


昇給が見送りになった場合は、同僚に報告しないでおきましょう。

不幸のデリバリーをする必要はありません。

関係のない友人に愚痴って完結しましょう。


国が脱少子化を後押ししている

今日、国全体で少子化を解消するべく策を講じています。

国も育休を推奨している!という、心強い味方がいることも忘れないでください。


育休中は目の前の金銭面だけが心配されますが

昇給が遅れる分、資産形成に関しても強く影響が出てしまいます。

子ども1人育てるのに1000万以上もかかる時代です。

自身だけでなく、あとに続く同僚のためにもやれることはやっておきましょう。

さいごに

もし会社経営の方が見ていましたら、育休でも昇給できるよう是非とも規則改定お願いします。

従業員のやる気がアップし、トータルで得する可能性があると私は信じています。


ありがとうございました。

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しかしか@OEM/せどり

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