- 投稿日:2024/11/14
- 更新日:2025/10/02
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はじめに
かかってきた電話が迷惑電話かどうかを教えてくれる「電話帳ナビ」などの迷惑電話対策アプリは、とても有用なツールです💪
「電話帳ナビ」は、守る力の宿題リスト(学長マガジン)や、ぴよぴよさんのノウハウ図書館などでもご紹介されています😊
ただ、このアプリを利用する際には、同時にご自身の電話帳情報がアプリ側に共有されていることをご存じでしょうか。( ゚Д゚)
それなのに、実は「電話帳ナビ」の運営元の素性はあまり分かっていません。これらのことを認識したうえで利用する場合は、これ以上私が口を出すことでは勿論ないのですが、そこまで認識せずにインストールしようとしているのでしたら、この記事を一読いただいてから決めてもよいのでは、と思い筆を執りました🖋️
(注)あくまで「電話帳ナビ」を調べて私が感じた印象なので、絶対にやめたほうがよいということではありません。ご自身の判断によりご選択いただければよいのではと思っています。
なぜ「電話帳ナビ」に危うさを感じたのか💦
「電話帳ナビ」のアプリの運営元を確認してみると、iPhoneのアプリでは「RIDE AND CONNECT, INC.(ライドアンドコネクト)」、Androidのアプリでは「RiBrison inc.(リブリソン)」、と書かれています。
AndroidとiPhoneで同じアプリなのに、運営元が異なるのがよく分かりませんし、それぞれを調べてみてもしっかりとした会社情報が入手できません・・・
「電話帳ナビ」にはWeb版もあるのですが、アプリにあるような運営元の名称はどこにも掲載されていません。
Webトップ画面のフッター部分にある「お問い合わせ」をクリックしても、直接的な電話番号やメールアドレスなどは記載されていないです。
「免責事項」があるので見てみると、「サイトを利用するうえで損害やトラブル等があっても当社は責任はとりません」的なことが書かれています😨
このあたりが私が「電話帳ナビって大丈夫なのかな?💦」と疑問を抱くきっかけでした。
共有したくない電話帳情報もアプリに共有される🤔
私は、自宅の電話番号や、実家の両親の電話番号など、限られた人にしか教えていない連絡先は、よく分からない相手にはむやみに公開したくないと思っています。
また、スマホの電話帳には友人などの電話番号や個人情報などもたくさん入っていますが、アプリを利用すると、それらの情報も一緒にもれなく共有されることになります。( ゚Д゚)
このアプリは有用な面があると同時に、上のようなネガティブな一面もあわせ持っているので、私と同じように何となくいやだなと思われる方は、「電話帳ナビ」ではない運営元の詳細が確認できるアプリを入れるか、ちょっとだけ面倒ですがアプリは使わずに、その都度Web版で電話番号を手入力して調べた方がよいかもしれません。
運営元の詳細が確認できるアプリとは🧐
携帯キャリアが提供しているアプリや、それ以外の運営元の詳細が確認できるアプリ、を利用する方法が考えられます💡
1.携帯キャリアが提供しているアプリ
私はドコモのirumoユーザーなので、ドコモから提供されている「あんしんセキュリティ」(220円/月額)をサブスク契約して使っています。
持っている機能は「電話帳ナビ」と基本的に同じで、危険性が高い着信があった時には画面に赤や黄色の警告が表示されるようになっています。
月額料金が少しだけかかります(1日7円程度)が、安心料と考えれば安いのではと考えて使っています。
auやソフトバンクからも、同様なアプリが提供されています。
下の画面は、私が使っているドコモの「あんしんセキュリティ」です✨

2.携帯キャリア以外の運営元の詳細が確認できるアプリ
一つの例としては、「Whoscall」というアプリがあります。
「Whoscall」は、台湾のGogolookという上場企業が開発したアプリで、日本でも提供されています。会社ホームページや、連絡先(電話番号、メールアドレス)、住所なども明確に提示しているという点が「電話帳ナビ」とは異なる点です。
この「Whoscall」は、台湾国内で有用性が評価されて、大統領からイノベーション賞を取得しているようです。
また、App Storeでは5年連続「ベストアプリ」の賞を取るなど、実績のあるアプリだと思います✨
「Whoscall」には無料プランと有料プランがあります。
無料プランだと手動での番号検索が必要で月に3回までという制約があり、広告が表示されるため、迷惑電話が自動識別されて広告非表示の有料プラン(350円/月額、3000円/年額)の方が実用性は高そうです。
利用する場合は、まずは無料プランでアプリの使用感をためしてみて、よければ有料プランに移行するということでもよさそうです。
さらにセキュリティ面については、もしも自分の個人情報の情報漏えいがあった場合に、漏えい元を提示して、結果に応じた対策が表示され、個人情報のハッキングを防ぐことができる、という機能を備えていることがホームページに書かれていて、安全面にも力が入れられているアプリだと思います✨
(Whoscallの公式ホームページより画像を引用)
楽天モバイルからは、この「Whoscall」と提携したアプリが提供されています。(330円/月額)
こうしてみると、「電話帳ナビ」アプリは同様の迷惑電話のサービスが無料で使えるようになっているので、「何か裏があったりするのかな?💦」と、こういった点にも少しの不安を覚えました。
おわりに
今回は、私のように「電話帳ナビ」に何となく不安を感じる方のために、他の方法などをご紹介させていただきました。
冒頭にも記載いたしましたが、記事に書いたことは、あくまで私が調べてみて感じた印象なので、「電話帳ナビ」を使うのを絶対にやめたほうがよいということではありません。
「電話帳ナビ」の運営元に問題がなければ利用しても全く悪い影響はないと思いますし、気になる場合はそれ以外の他の選択肢もあるということで、ご判断する際の一助となればと思っています😊