- 投稿日:2024/11/16
- 更新日:2025/10/26
学生納付特例制度を使い、猶予されたお金(国民年金保険料)を追納するべきなのか?
それとも追納をせずに、優良なインデックス・ファンドへ投資をするべきか?
僕は、どちらの方がお得なのか、知りたくなりました。
そこでシュミレーションしたところ、優良なインデックス・ファンドを購入し運用した方が、「約32万円」ほどお得になることがわかりました。
僕が行ったシュミレーションンの詳細について、解説させていただきます。
前提
詳細なシュミレーションをご紹介する前に、追納する人(追納Aさん)と投資をする人(投資Bさん)の前提を共有します。
「追納Aさん」
・所得は年間で150万円
・納付していない期間は24カ月、追納金額は34万円(※)
※追納額は約40万円になりますが、一部控除されて、実質の追納額は約34万円になります。
「投資Bさん」
・所得は年間で150万円
・納付していない期間は、同様に24カ月
・34万円を追納せず、代わりにインデックス・ファンドを一括購入し、30年間、平均年利4%で運用
シュミレーションの詳細について
先程の前提をもとに、シュミレーションをします。
寿命を85歳と仮定すると、国民年金保険料の受給総額(税引き前)は下記の通りになります。
追納Aさんの場合
国民年金保険料を追納し満額納税した場合、65歳から受け取れる金額は約78万円です(執筆時点)。
したがって85歳までの受給総額は、1560万円(780,000×(85-65)=15,600,000)となります。
投資Bさんの場合
投資Bさんは、24カ月間分の国民年金保険料を納付していません。そのため、65歳で受け取れる年金額は74万1000円(780,000×(480ー24)÷480=741,000)です。
ですので85歳までの受給総額は、1482万円(741,000×(85-65)=14,820,000)となります。・・・①
しかし投資Bさんは、インデックス・ファンドを購入し運用しています。
34万円を30年間、平均年利4%で運用した場合、約110万円(340,000×(1,04)30=1,102,755)になります。・・・②
①と②を合計すると、約1592万円となり、これが投資Bさんの受給総額となります。
シュミレーション結果
追納したAさんは総額1560万円、投資Bさんは総額約1592万円となりました。
つまり投資Bさんの方が、約32万円ほど得をする結果になりました。
なお運用期間が30年、平均年利が4%以上の場合、32万円以上の得が期待できます。
個人的には、リベシティにいらっしゃる方々は追納せず投資をした方がいいかなと。
あるいは、例えば副業や資格の勉強等に34万円を投資した場合、将来のリターンが大幅に上がる可能性がありますので、インデックス・ファンドではなく「自己投資」に回しても良いかもしれませんね。