• 投稿日:2025/04/18
  • 更新日:2025/10/01
【図解🖼️で見る!】”老齢年金”[支給額]について解説 〈2025年度版〉

【図解🖼️で見る!】”老齢年金”[支給額]について解説 〈2025年度版〉

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ゆん @不動産大家業

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要約
今後、65歳以上に必ず関係する「年金」は、退職後の人生設計に欠かせない要素の一つです。 何となくわかっているけど、もらえる金額が正確には分かっていない「そんな年金」(老齢年金)について【2025年度4月~の金額を用い】図などを使って簡単に説明します。(昨年度の金額と少しだけ違う)

「年金」は、退職後の人生設計をするのに欠かせない要素の一つです。

意外とわかりにくい「老齢年金(国民年金・厚生年金)」について、
2025年度版(令和7年4月~)の数字で分かるように図表で解説します。
ざっくりとした年金の全体像が分かるような説明にしています。

払われる年金額は、物価高や世の中の給与などによって毎年変わります
 老齢年金(65歳以上)は、障害年金・遺族年金のベースとなる年金です。

年金パンフレット.png  日本年金機構のHPにある”パンフレット” 

老齢基礎年金とは 🧓🏻👵🏻

老齢年金とは、国民年金や厚生年金などの加入者に、
老後の生活保障を目的」として支給される年金のこと。

いわゆる皆さんがイメージする
年を取ったら(65歳以上)に支払われる老後の「年金」のことです。 

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🔹国民年金自営業など・20歳以上の学生・無職も含む)【第1号被保険者
  (専業主婦(夫)・2号の扶養の範囲内で働いている人*)⇒🔻【第3号
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🔸厚生年金会社員・公務員など)【第2号被保険者】*
    国民年金に加え、報酬比例部分厚生年金分上乗せがある。
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国民年金・厚生年金の2つが社会保障としてありますが、別々に説明します

  🌀年金について最低限の説明内容は下記です。 年金超ざっくりまとめ.png

今回は、『年金の支給額』についてメインにそれぞれ解説します。💁🏻


「そもそも年金とは❓」を改めて確認したい方は
       ➡ 年金の基礎🔰(別記事) コチラ


🔹国民年金 の支給額 🧑🏻‍🌾🧑🏻‍🍳

20~60歳までの40年間(国民年金の支払い義務期間)を全期間払っていたら、1年間に約80万円(6.7万円/月)、年金として国から支給されるという制度。  (※払っていなかった期間は、その分の割合で減額される)

【第1号・3被保険者対象】《国民年金》(基礎年金)

国民年金支給額2025.png
2025年度(令和7年度)「国民年金」年間支給額は、831,700円
(月額に直すと 69,308円/月) (前年+1.9%)※年度により支給額は変わる.
 【前年度差 +15,696円/年、+1,308円/月】 月に6.9万円支給
国民年金支給額25.png※40年の内、納めた期間分だけ国民年金がもらえる(割と分かりやすい)
  満額で 年間 約80万円*が支給。(*2025年度は約83.2万円が満額)

年金支給前年比較.png━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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【支払う(国民)年金保険料】💸は、今年度は、いくら❓

※自営業の方で、年収が高くても低くても関係なし
 支払う年金額もみんな一緒で一律料金

令和7年度は、国民年金保険料 月額 17,510円(前年差+530円/月)】
 [ 年額 210,120円/年(前年差 +6,360円・前年比+3.1%)です。]
      (令和6年度は、月額 16,980円 でした。)


🔸厚生年金 の支給額(目安)🧑🏻‍💼👩🏻‍💻

会社員・公務員の年金、国民年金にプラスして厚生年金も多く払っている.
年収によって支払う厚生年金保険料」は変わる。(多いほうが高くなる)


🧮厚生年金の「報酬比例部分」(上乗せ分)の計算式

2003年4月を境に基準が違います(賞与分有り・無し)、下段のBの式で全期間計算しても、支給額にさほど大きな違いは出ないと思います。
厚生年金(R6).png下記図で2階建て部分がこの金額に当たります。(厚生年金の上乗せ分)老齢年金図14.png個人の属性により、加給年金・経過的加算などがプラスされることも。


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『平均報酬額』は、4-6月の3ヶ月の給与の平均を下記の表の等級に当てはめたり、賞与の部分は別計算であったり、正確に計算するのは難しいです。 誕生月に届く「ねんきん定期便ハガキ」を見て確認できますが、ざっくり「年収」÷12か月でそんなに違わない金額(数字)になると思います。
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R7年厚生年金保険料額表.png厚生年金保険料の金額💸は、上記の表の「一番右の欄」の金額が月額です。
 標準報酬額 ✕ 9.15%(折半) = 自己負担額 となります。
 (*制度が改正されなければ、標準報酬額(4-6月)によって毎年決まる)

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計算結果を「下記の表」にて説明することにします。(日本FP協会パンフ)

厚生年金額試算3 (2).png上記金額は、年額 です。【月額換算は、上記金額÷12か月】となります。

第2号被保険者は、国民年金に加えて”加入期間・標準報酬月額に応じて
下記金額が(厚生年金分として)上乗せ される。 【目安です】

※年収が高く、勤務期間が長いほうが受け取る年金額”高くなる


*30~40代くらいの方は、勤務期間がまだ10~20年くらいなので、イメージがしにくいですが、60歳まで(65歳まで?)に会社で働く期間合計(年数)をざっくりと想像すると分かりやすいです。
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年金の繰上げ・繰下げ受給 について

現在は、60歳まで年金を納めて、65歳から年金受給するのが基本ですが、
年金は、60歳以降繰上げ受給/66歳以降75歳まで繰下げ受給ができます。

早くもらうと減額されてしまいますし、遅くもらい始めれば増額されます。

・繰上げの場合  月間0.4%減 (年間 -4.8% 年金支給額減)
・繰下げの場合  月間0.7%増(年間 +8.4% 年金支給額増)

繰上・繰下げ受給.png厚生年金も同率で増減
繰下げ受給の場合は、国民年金・厚生年金を別々の時期から受給可能です。
厚生年金も上記同様に”厚生年金部分の支給金額”が増減します。

その頃の「ライフプラン」と併せて検討の余地があるかもしれません。


ご自身の『年金の見込額』を確認してみましょう。

年金額試算3.png日本FP協会のパンフレットより引用。(一部改)

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国民年金  厚生年金(報酬比例分)  年金支給額 で、受給開始から、亡くなるまで 毎年(2ヶ月に1回) 年金を受け取ることができます。

ご結婚されている方は、配偶者との合計が老後世帯🏡の年金額となります。

ある程度把握しておくことで,ライフプラン表等を作る際に役立ちます。✨
(実際には、”年金の支払いを受ける年度”の国民年金が適用されます)


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年金制度は、今後改正することもありますので、定期的にHPなどで確認していくことが望ましいです。(年金制度の改正情報が出て決定したら)

老齢年金ガイド(令和7年版)

日本年金機構ホームぺージ



最後までお読みいただき、ありがとうございました。🙏🏻✨

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年金関係の自分の過去記事📝

3つの年金比較.png




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