- 投稿日:2024/11/26
- 更新日:2025/10/05

突然ですが、このように考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
「健康診断って受ければ受けるほど良いんでしょ?」
「がん検診はたくさん受けるほど、がんを見つけられて良いんだよね!」
「お金と時間さえあれば人間ドックは受けた方が良い!」
結論から申し上げますと、上記の3つは全て間違ってる…とまでは言えないものの、予防医学の観点からは正解とも言えません。
健康診断やがん検診は「受ければ受けるほど良いよ」と言えるような単純なものでは全くないのです。
このへんは医療職、というか医師であっても興味ない人はとことん興味がない話題なので、
例えば「子宮頸がん検診は2年に1回」が現在の日本産婦人科学会の推奨なのですが、「1年に1回受けた方が良い」と考えてしまう医者すら少なくありません。
人間ドックも同様で、「受ければ受けるほど病気が予防できて健康につながるはずだ」と安易に捉えられてしまう場合がほとんどです。
このように誤解される原因のひとつに、「医療統計学的には適切でないはずの受診で、病気が早期発見される例がある」という事実が存在します。

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