- 投稿日:2024/11/29
- 更新日:2025/10/02

はじめに
「貯蓄もできる保険です」とすすめられる【ユニットリンク】。
名前だけ聞くと魅力的に見えますが、その中身は「高コストな投資(高い手数料)+最低限の保険」が合体しただけの商品です。
私自身、子どものためと思って契約しましたが、実際にシミュレーションをしてみたら衝撃の結果に…。同じ積立でもNISAのオルカン投資と比べると雲泥の差でした。
契約したユニットリンク(例)
アクサ生命 変額保険
「ユニット・リンク介護保険(終身移行型)」
毎月:1万円
払込期間:42年(18歳~60歳)
総支払額:504万円
投資部分:世界株式プラス型(信託報酬0.77%程度)
保険部分:介護(要介護2以上)・死亡・高度障害
「保障」としては最低限。今思うと不要な内容ばかりでした。
シミュレーション比較
ユニットリンクの場合
毎月1万円×42年(総額504万円)
想定利回り:6%
➡ 693万円(運用益189万円)
➡ 実質利回りは1.46%です
老後資金を貯めたいなら、止めるべき理由
・保険料が差し引かれ、投資に回るお金が少ない
・手数料が高く、複利が効かない
・オルカンなら1600万円、ユニットリンクは693万円。
差は900万円以上。
新NISAでオルカン投資の場合
毎月1万円×42年(総額504万円)
想定利回り:6%
➡ 2,270万円(運用益1,766万円)
📉 差額はなんと 約1,600万円以上!
画像引用:金融庁シュミレーターで計算
想定利回り一緒でなぜ差額が出るのか?
ユニットリンクの実質利回りは低い
手数料(保険コスト・運用管理費用・信託報酬など)が差し引かれるため
ユニットリンクで 毎月1万円×42年=504万円が693万円 の場合
実質利回りは、約1.46%/年
チャットGTPによる計算
シミュレーションの前提が違う
・ユニットリンクは 高コスト+元本割れリスクあり
・同じ積立ならNISAで投資信託の方が圧倒的に増える
・「保障+貯蓄」は聞こえがいいけど、実際はどっちつかず
「同じ6%で計算しても、保険会社シミュレーションではお金がほとんど増えない=手数料の壁がとてつもなく厚い」
解約返戻金の現実
契約してすぐに解約すると、戻りはほぼゼロ。
実際の返戻金シミュレーション(6%想定)でも…
3年後:36万円払い込み → 17万円(返戻率48%)
10年後:120万円払い込み → 117万円(97%、やっと元本近く)
10年経っても元本割れリスクあり。
「途中でやめたら損」という典型的な構造です。
ユニットリンクの「甘い言葉」に注意
「保障と資産形成を両立!」
「万一の時も安心、将来のための貯蓄にも!」
こうしたコピーに騙されてしまいましたが、実態は「投資効率の悪い貯蓄保険」です。
私の後悔と学び
「子どものために貯蓄もできて一石二鳥!」と思って契約しましたが、冷静に数字を見ると全然違いました。
✅ 保険はシンプルに掛け捨てで必要最小限
✅ 資産形成は新NISAなどの低コスト投資信託
この方針が、いちばん合理的だと今では確信しています。
まとめ
ユニットリンクは 高コスト+元本割れリスクあり
同じ積立ならNISAで投資信託の方が圧倒的に増える
「保障+貯蓄」は聞こえがいいけど、実際はどっちつかず
👉 契約している人は、一度シミュレーションを確認してみてください。
👉 これから始める人は「NISA+掛け捨て保険」という王道ルートを検討しましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
この記事が、誰かが「毒キノコ🍄」から抜け出すきっかけになれば嬉しいです。