- 投稿日:2024/12/07

予兆
それは仕事が忙しい数年前の秋、軽い中耳炎のような症状が発端でした。少し左耳の中に水が溜まっているような感覚が1週間程度続いていましたが、子どもの頃に何度も中耳炎にかかっていたことや、大人になってからも同じような症状が出た場合は自然治癒したり、市販の風邪薬を飲んだりすることで改善していたので、特に病院にも行かずにいました。しかし改善する感じはなく、むしろ左耳に溜まってる水が多くなっているように感じ、聞こえが悪くなってきました。
緊急入院
それから数日後、朝目覚めると吐き気と高熱があり、耳の中の水が溜まっているような感覚も悪化していましたので、水を抜いてもらおうと耳鼻科を受診することにしました。診察待ちの間も吐き気とだるさは増すばかりでようやく診察の順番が回ってくるも先生からは「確かに水はあるが、抜くほどでもない」との診断でした。ただ私の体調があまりにも悪そうだったため、総合病院の紹介状を書いてもらうことになりました。
妻に総合病院へ連れて行ってもらい、待合室へ。この時には座ることもままならず、待合室の椅子で横になるのがやっとでした。ようやく耳鼻科へ案内され、車椅子に乗せられたあとから、意識がなくなりました。。。
気がついた時にはベッドに両腕をくくりつけられた状態で横たわり、腕には点滴の針が刺さった状態でした。近くの看護師さんから私がいる場所は救急救命室であること、暴れて点滴の針が抜けたりしたのでベッドに固定していますと説明を受けました。肺炎球菌という細菌が原因の「細菌性髄膜炎」という病気で緊急入院になったことを告げられました。

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