- 投稿日:2025/03/04
- 更新日:2025/10/02
はじめに
お仕事で採血も得意なのですが、実務で高額療養費の計算や一部負担金等の払戻金の計算に携わっています💪将来、入院する可能性もあるかもしれません😱
お金の授業も2週目に入りました。以前、学長も入院する場合は月初でとお話ししていたと思います🤔
そこで、情報を共有することで皆さまのお役に立てればと思い、この記事を作成しました。
少しでも参考になれば嬉しいです😊
月またぎ入院とは?
月をまたいで2ヶ月以上にわたり入院することを指します。
高額療養費は、1ヶ月単位(毎月1日〜末日)で算定基準額(収入区分によって異なる)を超えたかどうかで判定されます。そのため、
・入院期間が1ヶ月以内に収まる場合
・入院期間が月をまたいで2ヶ月以上にわたる場合
では、自己負担額に2倍近い差が生じることがあります。
(*付加給付制度がある場合も2倍近くなる可能性があります)
一例:右膝内側半月板損傷で12日間入院し手術した場合
限度額区分ウの場合
1. 月内に入院した場合(3月1日〜3月12日)
医療費:約100万円(診療報酬明細書 約10万点)
窓口自己負担額:約30万円
限度額適用認定証の適用後:87,430円
2. 月またぎで入院した場合(3月26日〜4月6日)
3月分(3月26日〜31日までの6日間)
医療費:約70万円(診療報酬明細書 約7万点)
窓口自己負担額:約21万円
限度額適用認定証の適用後:84,430円
4月分(4月1日〜6日までの6日間)
医療費:約30万円(診療報酬明細書 約3万点)
窓口自己負担額:約9万円
限度額認定証の適用後:80,430円
合計自己負担額:164,860円
3. その差額
月内入院:87,430円
月またぎ入院:164,860円
差額:77,430円
この77,430円を賄うためには、約193万円の投資額(4%で計算)が必要となります。
*計算には食事療養費や差額ベッド代等は含んでいません。
まとめ
緊急入院など、予定が組めない場合は仕方がありませんが、もし入院時期を調整できるなら、できるだけ月初に入院を開始すると無駄な医療費を抑えられます😄
少しでも皆さまの参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございますm(_ _)m