- 投稿日:2024/12/06
- 更新日:2025/01/01

お客さんファーストの姿勢
落語でお客さんと心を通わせるには、お客さんファーストの心もちが大事や。
これが自然と伝わるもんなんやな。
じゃあ、お客さんファーストの姿勢って、具体的にはどんなもんなんか?
それが今回のテーマ、「問いかける」ってことやねん。
演者は問いかけながら話している
落語では、一方的にしゃべるんとちゃうねん。
演者は、心の中でお客さんに問いかけながら進めてるんや。
たとえば、こんな感じや:
「この噺、おもろいんか?」
→ 反応が薄いな?ほな、もうちょい抑えて次の展開を早めようか。
「ここの場面、ちゃんとわかるやろか?」
→ 少し表情が曇った?なら、ちょっとセリフの言い方を柔らかくするか。
「ここが笑いどころなんやけど、伝わっとるか?」
→ もし笑いが起きへんかったら、ちょっと間をを入れてみる。
こないして、演者はお客さんの反応を逐一確認しながら、話を進めていくねん。
問いかけるっちゅうのは、演技の確認でもあり、お客さんとの対話でもあるんや。

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