- 投稿日:2024/12/07
- 更新日:2025/10/06

やらなくてはいけないことがあるのに、他のことに手を出してしまう・・・これって、多くの人に経験があるのではないでしょうか。
普段片付けなど全くしないのに、テスト前になると掃除に目覚めるという謎行動もその一つです。
今回は<テスト前なぜか掃除がしたくなる現象>について、心理学的な解説と対処法を紹介します!
心理学的解説
テスト前になると急に部屋を片付けたくなる・普段は気にならないものが気になる現象。
心理学では「セルフハンディキャッピング」や「先延ばし行動」として知られています。
セルフハンディキャッピング
「セルフハンディキャッピング」とは、自分で自分にハンデを課す行動のことです。
「掃除していたから勉強時間が足りなかった」と失敗の言い訳を用意し、自分が傷つかないように予防線を張っているのです。
先延ばし行動
一方で、「やるべきことを後回しにする」先延ばし行動の一種とも言えます。テストへの不安や完璧さを求めるプレッシャーから、一時的に逃避しようとする気持ちが生まれています。
対処法
対処法を3つ紹介します。
① 勉強する場所を変える
② 客観的に考える
③ 勉強のハードルを下げる
勉強する場所を変える
自分の部屋には気が散るものが沢山あります。
学校や図書館、カフェなど場所を工夫しましょう。
リビングやリベシティのoviceなど、家の中であっても誰かの目があるところで勉強するといいですね!
客観的に考える
「掃除したから勉強できなかった」
「勉強しなきゃなのにやらなかった」
友人や部下がこのような発言をしたら、あなたはどう感じるかを想像しましょう。
直接言う勇気はなくても「ただの言い訳だ」「本当はできたはず」とツッコミたくなりませんか?
私は今セルフハンディキャッピング・先延ばし行動の状態なんだな、他人から見たら逃げているだけなんだな、と自覚することが大切です。
勉強のハードルを下げる
掃除に取り掛かる前に、少しでいいので勉強の準備をしておきましょう。
・今日やるべき勉強をリストアップする
・机の上にテキストを開いた状態にしておく
・タイマーをセットする
私の経験談として、短すぎる時間だと掃除が終わらない、かといって時間を決めないと気付いたら遅くまで掃除してしまうという失敗があります。
何度も失敗を繰り返し、以下の対策をとりました!
★リストアップしたやるべき内容から「これならまだやる気になる」というテキストを選んで準備する。
★30分〜1時間ほどまとめた時間でタイマーをかけて掃除をする。
どんなにハードルが低くても、勉強しないよりマシです!!!
まとめ
<テスト前なぜか掃除がしたくなる現象>は、「勉強できない言い訳」「勉強から逃げたい気持ち」が原因だと考えられます。
誰でも、自分を守るため無意識にこのような行動を取ってしまうことがあります。
対策としては「場所の工夫」「客観的な視点」「完璧を求めない」ことが挙げられます。
セルフハンディキャッピングや先延ばし行動をうまくコントロールし、乗り越えていきましょう!
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