- 投稿日:2024/12/17
- 更新日:2025/10/02

はじめに
クラウドストレージの容量が不足する原因は、多くの場合は動画の撮りすぎだと思います。
それが原因で、容量追加のために課金している、もしくは課金を検討中の方も多いかと思います。
その支払いが生涯でいくらになるか、考えたことはありますか?
この記事をきっかけに、外付けSSDの購入を検討してみましょう。
クラウドストレージの長期コスト
クラウドストレージの月額課金は、長期的に見ると驚くほどの金額になります。
以下に、主要なサービスの例を示します。
Googleドライブ(2TBプラン):年間約13,000円(1,083円/月)
iCloud(2TBプラン):月額1,300円(年間15,600円)
これらを50年間使用した場合の総コストは以下の通りです:
Googleドライブ:650,000円
iCloud:780,000円
ざっとした見積もりですが、生涯で100万円近い金額をクラウドストレージに支払うことになります。
この金額をインデックス積立投資に回すか・クラウドに課金し続けるか。
この違いだけでも、驚くほどの所得格差が広がりそうです。
SSDとは?
SSD(Solid State Drive)は、HDDと比べて読み書き速度が非常に速く、動作音が静かで、サイズも小さく軽い記憶媒体です。
少し前まではHDDが主流でしたが、今では多くのPCに標準でSSDが内蔵されています。
両学長が勧めるM1チップ以上のMacBookにも、内蔵SSDが入っています。
今回の話題となる「外付けSSD」は、PCとは別に追加購入する記憶媒体です。
この外付けSSDを活用することには、データの保存や管理において多くの利点があります。
かつてのUSBメモリのような使い勝手の良さが魅力です。
当然ですが、クラウドと違ってデータの移動にギガ(通信)は不要です。
外付けSSDのメリット
・高速データアクセス
動画編集やゲームのロード時間短縮など、快適な使用体験が可能。
・PCだけでなくスマホにも接続可能
最新のスマートフォンはUSB-Type-C対応が増えており、外付けSSDを直接接続できます。
・長期的なコスト削減
クラウドストレージの月額料金と比べ、一度の投資で長期間使用可能。
・データの完全な管理
クラウドサービスの存続に依存せず、自身でデータを管理できる。
SSDの優れた物理的特性
・耐衝撃性
可動部品がないため、衝撃や振動に強い。
・小型軽量
持ち運びが非常に容易。
・静音性
動作音がほとんどない。
・長寿命
非常に長持ちすると言われている。
いきなり壊れるよりも、少しずつエラーが発生するようになる。
価格の変化
近年、SSDとHDDの価格差が急速に縮まっています。
例えば、2020年には1TB SSDが平均12,000円でした。
これが2023-2024年には2TBのSSDが1万1,000円〜1万9,000円で購入可能になっています。このような価格変化により、HDDに比べて高価であるというSSDのデメリットは、次第に解消されつつあります。
将来の展望
ITエンジニアによると、特に500GB〜2TBの容量帯では、SSDとHDDの価格逆転が近いと予測されています。
技術革新により、今後さらに価格が低下する可能性が高いです。
遠い未来の使用量までは考慮せず、数年で必要とされる容量だけを購入するのが賢明でしょう。
次回の購入時には、さらに大容量なものが安価に手に入るはずです。
おすすめの使用方法
・日常的に使用するデータは標準装備の内蔵SSD(スマホならメモリ・ストレージ)に保存し、高速アクセスと利便性を活かす。
・重要なデータは外付けSSDとクラウドの両方にバックアップし、データ損失リスクを最小化する。
・大容量のデータや長期保存が必要なファイルは外付けSSDに保存し、クラウドストレージの容量を節約する。
このように、内蔵SSD・外付けSSD・クラウドストレージの3つを特徴に合わせて上手に活用するのが、オススメの活用法となります。
結論
外付けSSDは、クラウドストレージの月額課金から解放されるだけでなく、高速なデータアクセスや持ち運びやすさも実現します。
必要な容量を見極めて賢明な投資を行いましょう。
長期的に見れば、外付けSSDの購入はクラウドストレージの課金よりも経済的な選択となる可能性が高いです。
あなたもこの機会に外付けSSDを検討してみてはいかがでしょうか?