- 投稿日:2024/12/16

2025年4月7日から急性呼吸器感染症(ARI)が感染症法上の「5類感染症」に指定されることが決定しました*.
*参考資料📖 厚生労働省『急性呼吸器感染症(ARI)』
この変更により、日常的な感染症管理が一歩進化し、特に未知の感染症への早期対応が可能になります.
どのような仕組みで進められるのか、具体的に解説します.
1. 急性呼吸器感染症(ARI)とは?
急性呼吸器感染症(ARI: Acute Respiratory Infection)とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)や下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を総称した病態です.
主な原因となる感染症には、インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどがあります.
2. 2025年4月の変更点
急性呼吸器感染症が5類感染症に位置付けられる背景には、飛沫感染などを通じて周囲への感染拡大が容易であること、そして新型コロナウイルス感染症の経験を活かし、感染症サーベイランスを強化する狙いがあります.

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