- 投稿日:2024/12/17
- 更新日:2024/12/17

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要約
痛みの原因を正確に評価し治療方針を決定するため、診断名と初期評価、Red Flagの確認、痛みの分類、サブグループ分け、治療方針の決定という体系的なプロセスが重要です。
こんにちは。
名古屋市守山区のリハビリ整体院を運営している理学療法士のきむです。
今回は、大学院で学んだ内容をもとにリハビリ従事者向けに書きましたが、痛みを抱える方に関わるすべての職種の方にも役立つ内容です。
痛みの原因を正確に評価し、適切な対処法を導くには体系的な評価プロセスが重要です。本記事では、フローチャートに沿って痛みの評価から治療方針の決定までをわかりやすく解説します。
1. 処方箋(診断名)と初期評価
まず、患者の診断名を出発点として初期評価を行っていきます。
主観的評価(カウンセリング/問診/医療面接)
・症状の部位
・症状の種類
・症状の性質(症状がどのようなものなのか)
・痛みの深さ
・症状の関係
・症状増悪因子(どのような動作もしくは姿勢で症状が出現するのか)
・症状軽減因子(症状が軽減するような動作、姿勢、補助具を聴取)
・症状の日内変動(朝、昼、夜の状況)
・禁忌および注意事項を把握するための質問

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