- 投稿日:2024/12/18

血圧測定は健康管理に欠かせないものですが、腕にカフを巻いて測定する従来の方法では見逃される重要な血圧変動が存在します.
そんな中、切手サイズのウェアラブルパッチがその課題を解決する可能性を秘めています😆✨️
米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)が開発したこの新技術*について詳しくご紹介します.
*参考文献📖 Zhou S, et al. Nat Biomed Eng. 2024 Nov 20.
1. 血圧測定の課題と新しい可能性
血圧を安定させることは、私たちの健康を守るためにとても大切です.血圧が高いままだと、心疾患や脳卒中だけでなく、腎臓病や認知症の原因にもなります.
現在、病院や家庭では「カフ」と呼ばれる器具を腕に巻いて血圧を測りますが、この方法にはいくつかの問題があります.
まず、血圧を測るのはその時の一瞬だけなので、日常生活の中での血圧の変動や、運動やストレスがどう影響するかが分かりにくいのです.さらに「白衣高血圧」といって、診察室で測ると血圧が高くなりやすい人もいれば、逆に「仮面高血圧」といって、家庭で測ったときだけ血圧が高い人もいます.こうした状況では、正しい診断が難しくなりがちです.

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