- 投稿日:2024/12/20
- 更新日:2025/11/05
条件
今回は「1日8時間外気温5℃で10畳用の暖房を室内使用」という条件で「エアコンのみ使用」「石油ファンヒーターのみ使用」でどれくらい暖房費に差が出るのか調べた結果をお伝えしたいと思います。
※あくまで一般的な数字(電気料金:31円/kWh、灯油代:117円/L)になりますので、お住まいの電気料金や灯油代、部屋の断熱性能など条件が変わると結果も変わります。その点ご了承くださいませ😌
結論
よくネット上でエアコンと石油ファンヒーターどちらが得か調べると「エアコンの方がお得」という記事が出ます。パプちゃんに聞いても同様です。
しかし意外な事実、エアコンも石油ファンヒーターも平均的な使い方
「20℃設定で8時間自動モードで運転」
にした場合、実は暖房費はほとんど変わらない計算になりました。
計算方法
何故ネット上で「エアコンが得」という結果が出るかというと、大体がエアコンは平均値(場合によっては自動モードで更に削減率40%で計算)、石油ファンヒーターは最大値で計算され比較されているのです。
では8時間使用時のそれぞれの計算方法を見ていきましょう。
エアコンの暖房費=消費電力(kW)×31(円/kWh)×8(h)
石油ファンヒーターの暖房費=燃料消費量(L/h)×117(円/L)×8(h) +8時間の電気代約13~28(円)
色んな使用状況で比較
それでは次に最小(弱使用)時、最大(強使用)時、自動モード使用時で比較していきましょう。
【最小(弱使用)】
◆エアコン
24円=0.11×31×8
◇石油ファンヒーター
73円=0.064×117×8+13
最小(弱使用)時はエアコンが安い
【最大(強使用時)】
◆エアコン
370円=1.49×31×8
◇石油ファンヒーター
255円=0.243×117×8+28
最大(強使用)時は石油ファンヒーターが安い
【20℃で自動モード】
◆エアコン
119円=0.48×31×8
◇石油ファンヒーター
107円=0.092×117×8+20.5
若干石油ファンヒーターが安いがほとんど変わらない
まとめ
世の中の比較サイトの中にはその記事を読んでもらった結果、その記事で紹介しているエアコンや石油ファンヒーターを売りたかったり、電気を契約してほしかったりと目的があることがあります。
その為、条件や前提をそろえずに数字を比較しあたかもどちらかが明らかに得かのように記載してしまっていることもあります。
この記事の最初に「パプちゃんに聞いても同様です。」とお伝えしましたが、実はパプちゃんにも、
「もしかして20℃設定の自動モードにして8時間使用場合、エアコンも石油ファンヒーターも燃料費はほとんど変わらない?」
としっかりと条件付きで聞くと、
「はい、実はその通りです。」
と細かい説明付きで教えてくれます。
というわけで、今回は支出(暖房費)の見直しという話で、「貯める話」でもありましたが、様々なネット情報から皆さんの家計を守る「守る力」としても見て頂けたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました✨
もし宜しければ、いいねやブックマークなどしていただけたらとてもうれしいです😊
🍀皆さん一緒に寒い冬を頑張って乗り越えましょうね🍀