- 投稿日:2024/12/30
「認知症」という病気に対して、どんな印象を持っていますか?
物忘れ?
徘徊?
何もわからなくなる?
…そんなイメージですか?
私は、お仕事柄、認知症患者さんとお話する機会が多くあります。
どんな事を思い、感じ、何に困っているのか。
今日は認知症患者さんの「想い」を少しでも知ってもらいたいと思い、記事にすることにしました。
今日記事にするのは、「自分が認知症かもしれない」と感じている、初期の認知症の方々を対象にしたお話です。
1. 記憶の混乱と不安
記憶力が低下する、という話は有名でご存知だと思います。
では、何に対して、どんな風に、何が分からなくなるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
「頭の中に霧がかかったみたい。頭の中がモヤッとしていて、はっきりしない。考えたいと思うけど、その考えに着く前にわからなくなってしまう」
「自分で、何かおかしい、ってわかってるから不安。家族や友達が、私のことを不思議な顔で見ているのがわかる。自分が変なのかと思って心配になる」
「相手の言ってることが、何を言ってるかわからない。」
「テレビを見てても、言ってることがわからないから、点けているだけになってる」
「朝なのか夜なのかわからなくなることがある。」
「目の前のモノを使いたいと思うけど、どうやって使うのか思い出せない。」
「言いたい言葉が出てこないので、そのたびに「間違えたらどうしよう」と心の中が不安になる。」
「バカにされるんじゃないかと思って、人と話すのが嫌になる。」
「一度にいろんなことをいわれても分からない。」
「誰かが一緒にいてくれると安心。」
「間違えても怒らないでほしい。」
「みんなは分かっているのに、自分だけが遅れて話についていけない。」
続きは、リベシティにログインしてからお読みください