- 投稿日:2024/12/23
- 更新日:2025/10/06

こんなお悩みありませんか?
□子どものスマホの使い方について、喧嘩になることが多い💦
□スマホ依存症のことが気になる💦
子どもとスマホとの向き合い方は、塾講師・家庭教師でよくある相談です。
今回は、中山秀紀著:「スマホを手放せない子どもたち」の内容をもとに「スマホ依存はなぜ起こるか」と「家庭でどう対処すべきか」を紹介します!
要点① スマホはやめられない
スマホ(やゲーム)に夢中になっている子どもたちは、どうしても途中でやめたくない時があります。
制限時間を決めていても守らない。
早く寝なさいと言ってもダメ。そして朝も起きない。
こういった状況が続くと、イライラしますよね💦
子どもたちも「スマホを長時間使うのはよくない」とは分かっています。
制御できないくらいスマホの依存性が強いのです。
そして思春期では「親の制約・強制を受けたくない」という気持ちも働きます。
手強い😭
対応策:優先順位を決める
こういった場合は、スマホ以外のルールを守らせる方が効果的です。
・帰宅したら何よりも先に宿題を終わらせる
・24時には布団に入る
学校の勉強や健康に影響を与えないということを優先し、スマホの使用自体には少し目をつぶりましょう。
そして、ルールを守らせるための仕組みを作りましょう。
・大人も、帰宅してスマホを触る前に仕事や読書をしている姿を見せる
・家族全員、23:30にリビングでスマホを充電して朝まで触らない
筆者は、依存は深刻になると他者からも見えにくくなると述べています。
早いうちに、本人の行動ではなく家族全体の行動を変えるつもりで取り組みましょう。
要点② スマホは不快さを相殺する
人は不快な気分を感じると、それをなるべく簡単に、早く、確実に解消したいと考えます。
そして手っ取り早い依存物に手を伸ばします。
最初のきっかけは、学校生活や人間関係など何か悩み(不快さ)が生じたこと。
依存が進むと「スマホの中の世界から切り離されたらどうしよう」と、スマホをやめることにも不快さを感じていきます。
スマホをほどよく使うというのは、とても難しいことです💦
対応策:外の世界を広げる
精神科医の筆者は、できるだけ家の外の世界に出た方がいいと考えています。
外食、スポーツ、ドライブ、旅行、買い物など何でもいいです。
外に出ている間にずっとスマホに触っていたとしても、少しは外の景色を見て、外の物事に触れて、外の世界の雰囲気を味わうことになります。
「スマホが不快さに対する一つの救いである」ことを頭に入れつつ、他の選択肢が見つけられるようサポートしていきましょう。
対応策:前向きな作戦会議をする
子どもは「◯◯高校に行きたい」「将来は◯◯になりたい」という気持ちを少し持っているけれど、目標が遠すぎて頑張れないという場合もあります。
(成功しそうにないという不快さからの逃げでスマホを触る)
「スマホをどうする」という喧嘩をするのではなく、子どもの目標や希望を叶えるためにどうすればいいかという話し合い(作戦会議)がオススメです。
子どもが納得してルールを決めたり、自分からスマホと距離を置いたりするよう導いていきましょう。
スマホ依存かも?と思った時に
今回はスマホ依存の特徴と対応策を紹介しました。
スマホはその手軽さと流行性から、自分の意思でやめられず、不快さを相殺できる依存物になりがちです。
「スマホ禁止」と強い言葉で子どもを制限しても、長くは続きません。
・優先順位を決めて家族全体で取り組む
・スマホ以外の世界を広げる
・前向きな作戦会議をする
という方法で向き合っていきましょう。
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中山秀紀著:「スマホを手放せない子どもたち」
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