• 投稿日:2024/12/29
  • 更新日:2025/10/15
年金の追納した方がいい?いつ納める?

年金の追納した方がいい?いつ納める?

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くろこぶたん@高配当株&メルカリ好き

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要約
日本国内に住む全ての方は20歳になった時から国民年金の納付義務がありますが、学生には在学中の納付が猶予される学生納付特例制度あります。こちらを利用して納付猶予を受けている方は少なくないと思います。 さてこの猶予分は追納すべき?いつ納める? 考えるきっかけのひとつになれば幸いです。

納付猶予について

20歳以上50歳未満で、本人または配偶者の所得が一定額以下の場合、申請により年金納付が猶予されます。
学生には『学生納付特例制度』があり、申請により在学中の年金納付を猶予できます。大学生に広く利用されています。

追納とは

追納とは、納付猶予や学生納付特例の承認を受けた期間について、後から年金を納付し、老齢基礎年金の受取額を増やす仕組みです。この期間は受給資格に含まれますが、追納しない場合は年金額に反映されません。

追納のメリット

老齢基礎年金の受取額が増える
追納により、未納扱いの期間も受給額に反映されます。特に学生納付特例は「免除」扱いのため、追納することでその期間が年金額に加算されます。

・所得控除の対象になる
追納額は社会保険料控除の対象となり、所得税や住民税を軽減できます。会社員の場合、年末調整で控除を受けられるため、確定申告の手間が省けます。

追納可能な期間

追納は、お近くの年金事務所に追納申込書を提出することで可能です。ただし、追納できるのは、承認月の前10年以内の免除期間に限られます。追納の期限を過ぎるとその期間は未納として扱われるため、10年以内に計画的に納付することが重要です。

追納のタイミングのおすすめ

追納は、猶予期間経過後3年以内に行うのが理想的です。それを過ぎると、1ヶ月あたり約15%の加算金が上乗せされます(2024年度時点)。特に住宅購入などの大きなライフイベントを控えている場合など、現状の収入状況や将来的な計画に合わせて、無理のない範囲で早めに計画を立てることをおすすめします。
学生時代の免除期間は、就職後の収入が安定したタイミングで追納するのが現実的かつ効果的です。

もうひとつ追納のタイミングとして考えていただきたいのが、上記に記載した通り社会保険料控除ができるため、借り入れをして住宅購入を検討している場合はその前年までに追納していただくのもオススメです。例えば住宅ローン控除を利用する場合、納税額がゼロになることもあり、社会保険料控除の効果が小さくなる可能性があります。そのため、住宅購入前に追納を済ませるのがおすすめです。

まとめ

以上が年金の追納についてや追納のタイミングについてでした。追納をしない場合、将来の年金額が減少するだけでなく、遺族年金や障害年金の受給要件を満たせない可能性があります。将来の生活を支える安心を得るためにも、早めに追納について検討することをおすすめします。一度、お近くの年金事務所で相談してみてはいかがでしょうか。

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