- 投稿日:2025/01/01
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は本の紹介や要約ではなく、昔に私がやっていた「お仕事」を紹介します!
【私のプロフィール】
リベシティの「ノウハウ図書館」で「本の要約」をしているよ。
1㎜でも誰かに、学びになる本を知ってもらいたくてやっているよ。
すでに100冊以上を紹介するぐらい本が好きなんだ。本📕を読む人が増える。
色んな人が本の記事をノウハウ図書館で書いてくれる。📕📕
みんなが本を身近に感じてくれる。📕📕📕
わたしのおこづかいもちょっと増える。
サイコーだね!
プロフィール
https://libecity.com/user_profile/X3lCKjysG3YbtaiHgFflyQk968h1
【今の仕事】
今やっている仕事はナイショだよ。おしごとの中には、身内や家族はいいけど、まわりの人には言わないで!というおしごともあります。
みんなが思っている以上に見えない仕事はあるんだ。
でも、前のおしごとは話せるからここでお話しするよ。
それが、「工作機械(こうさくきかい)のスクール講師」だよ。
みんなの学校に先生がいると思うけど、おとなにも学校があるんだ。
「工作機械の使い方」や「加工技術」を教える先生をしていたよ。
【仕事の参考資料】
そもそも、工作機械(こうさくきかい)とは何だろう?
今ではものづくりには欠かせない機械だよ。
でも、大昔のものづくりは人の手だけで行われていた。
お城、神社や寺院(じいん)の復元作業(ふくげんさぎょう)は現在でも上の図の道具で行われている。
工具(こうぐ)と呼ばれる昔ながらの道具。
木や石を加工(かこう)する際に使われています。
でも、鉄(てつ)などの金属(きんぞく)を加工(かこう)するのは人の手でやるのはとても大変です。
つまり、私たちの身の回りにある製品(せいひん)は上の図のような機械を使った加工からつくられます。
モノを作る機械を工作機械(こうさくきかい)と呼びます。
外部サイト:発見! 密着! 子どもたちのためのモノづくりサイト
もちろん、人に使いやすく、より加工しやすく、カッコよく進化しています。
出典画像:DMG森精機 NLX 2500 | 700 2nd Generation
出典画像:DMG森精機 NTX 3000 | 3000 2nd Generation
出典画像:Mazak VCN-600
出典画像:AMADA(アマダ)ACIES-2512T-AJe
これらの機械の値段は1台で1000万円程度のものから5億円を超えるものと様々!
もう少し安い工作機械もあるけど…正直、個人で買う商品ではないんだ。
工作機械はその値段以上に稼ぐ(かせぐ)力を持っている。
だから、会社は景気がいい時、国の補助金や銀行からお金を借りてでも買う価値があるんだ。
出典画像:オークマ株式会社
そして、工作機械(こうさくきかい)は、「ものをつくる工場で大活やくする機械」
木や金属を切ったり、穴をあけたり、形を整えたりできるの。
スマートフォンやタブレット、自転車、自動車、電車、テレビだけじゃなく、私たちが目にしているモノで工作機械(こうさくきかい)を使っていないものは、ほとんどない!
私の目線から言うと、スマホが"10万円ぐらい"で、"みんなが買える"のは、工作機械のおかげなんです!
また、混乱するけど、工作機械は工作機械をつくることができます。
このことから、工作機械(こうさくきかい)は「機械を作る機械」や「マザーマシン(母なる機械)」とも呼ばれています。(マザー=お母さん)
モノをつくる流れ
・材料(ざいりょう)→ 部品(ぶひん)→ 装置(そうち)→ 機械(きかい)
・材料→ 部品→ 装置→ 工作機械もできる!
外部サイト:工作機械とは?マザーマシンと呼ばれる理由やその役割を解説
【どうしてこの仕事を選んだの?】
「工学(こうがく)」は選択肢(せんたくし)が広いから、あとで考えればいいや。と考えていた。
テキトーだね!
でも、選択肢(せんたくし)が広いから何とかなりやすいんだ。
みんなも迷ったら、選択肢が広いほうを選ぶのも手だよ。
器用貧乏(きようびんぼう)にもなりやすいけどね!
つまり、仕事のことは考えていませんでした!
大学に入って、この教授(きょうじゅ)の研究室(けんきゅうしつ)に行きたい!
それだけだったんです。
そして、教授の分野が工作機械(こうさくきかい)、加工(かこう)技術(ぎじゅつ)に関する研究でした。
つまり、素直(すなお)に「学んだことが強みになりやすい仕事」を選びました。
特に理系(りけい)の大学教授は大手企業とのつながりを少なからず持っています。
就職活動(しゅうしょくかつどう)はもちろん自分のがんばりが大切なのですが、当たり目の多いサイコロを振りたかったのです。
きっとみんなもやりたいことはあるだろうけど、最初は大きく安定してしっかりお金がもらえる所に入れるなら、入るのも1つの手。
若い子は今、特に優遇されていて、給料の伸びも良い。
夢、やりたいことだけでは、種銭を増やすことは中々できないんだ…。
ちょっと悲しいね!
工学(こうがく):「人の生活を便利にするために、科学の知識を使ってものを作ったり、改良したりする学問」
科学で「どう動くのか」「どう作るのか」を考えた人たちが、便利で役に立つものを工夫して作ることを考えるよ。
【どんな勉強をしてきた?】
工作機械のスクール講師というのは、「工作機械の使い方」や「加工技術」を教える先生のこと。
工作機械は正しく操作する必要があるし、使いかたを間違えると危険な場合もあるから、そこを勉強しないといけない。
旋盤やフライス盤などを正確に扱えるスキル。
CNC(コンピュータ制御)のプログラム知識もあると良い。
プログラムはパソコンやインターネットだけではありません。
でも、ブログやネットとかで使う「言語、ことば」が違うから注意。
手で操作する代わりに、コンピュータに「何をどう加工するか」をプログラムとして教えて、工作機械を自動で動かします。
2. 指導力
初心者にもわかりやすく教える力。
「どう説明すれば理解してもらえるか」を考える力が大事。
3. 現場での経験
工場や製造現場で働いた経験があると説得力が増すよ。
加工、材料、工学、プログラム、工場、工作機械の知識が必要。
CNC:コンピューター数値制御(Computer Numerical Controlの略)
手で操作する代わりに、コンピュータに「何をどう加工するか」をプログラムとして教えて、工作機械を自動で動かす技術。
詳しく言うと、GコードやNCコードと呼ばれる言語を使う。
例
図面によって決められたピッタリの大きさに加工する動きをプログラムで教える。
一度作れれば、ミスなく正確に大量生産できる。
【どうやって仕事を始めた?】
私の場合は、会社に入ってから、どこの営業(えいぎょう)、設計(せっけい)、調達(ちょうたつ)、生産(組み立て)、検査(けんさ)といった希望を出します。
同じ会社でも、できることはいっぱいあるので、皆で手分けして仕事をします。
いろいろあった結果、お客さんのものづくりをサービスやサポートをする部門に行きました。
買ってくれたお客さんの機械操作を手助けしたり、「これを作りたい!」と考えているお客さんにどうやったらできるかを一緒に考える部門だよ。
その中の「工作機械のスクール講師」だったわけです。
自動車を運転するのには免許(めんきょ)が必要。
でも、工作機械に免許はいらない。
技術力を示す、技能検定とかはある。
とはいえ、いきなり何も知らないで機械は動かせないよね。
そんな人たちのためのスクール講師です。
最初は先輩の授業を受けて、実際にスクール講師をやっていくようになりました。
【楽しかった仕事】
❶技術を伝える喜び
教えた生徒が「できるようになった!」と言ってくれるのが嬉しい。
❷新しい人との出会い
いろんな背景を持った人たちと接することで、自分も成長できる。
工作機械のスクールにはいろんな人が来るんだ。
・製造業で働く人
工場で使う機械をもっと上手に扱うために学びに来る。
当然ながら、あっちの方がよく知っている場合もある。
・新しい技術を覚えたい人
昔は手作業で加工していたけど、今はCNC工作機械を使いたい人。
自動車、航空機、宇宙、造船、家電など多種多様の人が来るので、投資の参考にも…。
これは機械を作る機械のメリットだね。
❸自分のスキルアップ
人に教えることで、自分の技術も見直せるから、もっとレベルが上がる。
インプットとアウトプットの量が尋常じゃないよ。
【大変だった仕事】
「覚えることが多い!」これにつきる。
1. 工作機械の基本操作
旋盤やフライス盤の使い方
→ 材料をどうセットするのか、どうやって削るのかを実際に操作しながら学ぶ。
CNC工作機械(コンピュータで動く工作機械)のプログラム操作
→ コンピュータに「こう削るよ」と指示を出す方法を教える。
2. 安全な使い方
作業中にケガをしないための注意点。
例えば、刃物に触らない位置に手を置くとか、防護メガネをつけるとか。
3. 加工技術
どうやったら綺麗な仕上がりになるのか、コツや工夫を教える。
例えば、削るスピードを変えたり、刃の角度を調整したりする技術。
4. 図面の読み方と設計
作りたいものの設計図(図面)を読む練習。
図面を見て、「どう加工すればいいのか」を考える力も必要になる。
この説明をしようとするだけでも、前提になる知識がとてつもなく多い。
だからよくわからなくてOK!
何故かというと…。
ものづくりの歴史はとても長い。
現在まで経緯を知らないと、とてもじゃないけど覚えられないんだ。
あと、扱う製品の値段が高いので、壊すわけにはいかない…。
(1台で1000万円以上…。)
大きな失敗はできない緊張感がある。
【この仕事のおすすめできるところ】
ものづくりが好きな人はオススメ!
ものづくりの中のものづくりができる。
工作機械は工場でつくられる製品のはじまり。
多様な業界の知識や工学全般の知識が得られる。
つまり、覚えることが多いのでいくらでも「潰しが効く」よ。
・他の職業でも十分に働いていける
・あるものが別の場面でも役に立つ
出来ることが多いから選択肢(せんたくし)が広い。
「潰しがきく」の語源は、金属製の部品は溶かして形を変えることから来ている。
違う形に変えることができるため、現在の仕事を辞めても、別な仕事で活躍できる人のことを「つぶしがきく人」と呼んだりする。
【この仕事を目指している人へメッセージ】
出典:Wikipedia T型フォード 1910年式モデルT・ツーリング。
写真は昔の自動車だ。
普通の人が買えるようになったのは、20世紀初頭のアメリカでのおはなし。
現在、自動車という製品はつくるのに3万点以上の部品が必要になる。
実は、自動車を自国の技術だけでつくれる国家は多くない。
業界の中では、米国、ドイツ、日本だけだと言われている。
エンジンだけとかなら、イギリスも韓国もロシアも中国も作れる。
でも、全部品はつくれない。
EV(電気自動車)の登場で、中国が台頭してきたのはそのため。
現在でも、「工業力」の高さは国の強さにつながる。
そして、工作機械は「工業力」そのものといっても過言じゃない。
「製品の質の高さ」は「工作機械の質の高さ」で決まる。
工作機械はアメリカや中国も作っている。
でも、「工作機械の質の高さ」はドイツと日本が凄い。
それは世界の工作機械市場でトップを誇る10のメーカーが物語っているよ。
以下は2024年現在の情報に基づいている。掲載外部サイト
工作機メーカーの世界シェアランキングと日本国内の有名企業
1,2位はドイツ、トップ10の内、6社は日本なんだ。
1位のDMG森精機はドイツ:DMGと日本:森精機が経営統合した企業
経営統合:複数の企業が一緒になること。
合併と異なり、元の会社は新設会社の完全子会社として存在し続ける。
つまり、工作機械の質が高いから、自動車を自国の技術だけでつくれるのだ。
アメリカは歴史の積み重ねがすごく、国内で自動車をつくっている。
でも悲しいことに、最近はお金でお金を動かす。
現物(げんぶつ)が必要ないITの成長率にはかなわない。
これは事実。
でも、衰退やなくなることは決してないよ。
ものづくりがなくなったときは世界が滅ぶ時か原始生活に戻るときだけだからね。
工作機械がなければ、パソコンやインターネットも維持できなくなる。
決して、簡単ではないし難しい業界だ。
それでも、ものづくりを仕事にしたい!という人には面白い仕事です!
これだけはハッキリと言えるよ!
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
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