- 投稿日:2025/01/10
- 更新日:2025/11/07
寒い季節は「楽しみ」もいっぱい。
雪だるま作りや雪合戦、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツ。
クリスマスやお正月。どこか浮かれ気分になることも。
イルミネーションや初詣、年賀状作成なども冬の楽しみの一つかもしれません。
寒い時期の楽しみを存分に味わうためにも心身の健康は欠かせません。
さあ、寒さを乗り切り、冷えを撃退し、人生を楽しみましょう!
「冷えは万病のもと」
冷え=体温低下と考えます。
体温が低下すると何が起きるのか?
体温が1度下がると、免疫力が30%以上低下し、代謝が12%低下します。
体の全細胞・臓器の代謝が悪くなり、心臓や血管系の働きも低下し、血液の流れが悪くなります。
冷えが原因で、様々な不調が起こってきます。
肩こり、腰痛、頭痛便秘・下痢食欲不振、疲労感生理不順・生理痛むくみ、不眠などなど。
体が冷えると、いいことはないんですね。ちっとも楽しめません。
冬を存分に楽しむためにも、体を温めるために大切な方法を共有します!

体を温めるための方法3選
1. 温める食材を積極的に摂取
東洋医学では、体を温める「陽性」の食材を取り入れることが冷え対策に効果的とされています。
おすすめの食材:ショウガ、にんにく、ねぎ、シナモン、クローブ、羊肉、鶏肉、カボチャ、ニンジン、大根、温かいお茶(生姜茶、紅茶)など
最強食材はやはり「鍋」。いろんな温める食材を入れ込み、ショウガやにんにくを薬味として使うと体はポッカポカです。味付けもいろいろあり、飽きがきません。
避けるべき食材: 生野菜や冷たい飲み物、スイカやキュウリなど体を冷やす性質のあるもの。
カフェインの取りすぎも要注意です。カフェインは交感神経を活性化させ、血管を収縮させます。手足への血流が減少し、冷えを感じやすくなります。
カフェインには利尿作用があり、体内の水分が排出されやすくなります。これにより体温調節機能が低下し、冷えを助長することもあるんです。
看護師は、夜勤中に眠気をごまかしたり、気分転換するため、コーヒーを飲む習慣がある人も多いのではないかと思います。ほどほどにして体を冷やさないようにしたいですね。

2. 「3つの首」を温める!(ツボを意識した保温)
首、手首、足首の「3つの首」を温めることは効果的です。
冷えに効果的なツボを知ったうえで、体を温めていきましょう。
効果的なツボ:
大椎(だいつい):首筋の襟があたる部分で、骨が出ている部分のすぐ下にあります。全身を温める効果があり、首や肩のこり、頭痛や目の疲れにも効果があるとされています。
陽池(ようち):手首の甲側にあり、手を反らせたときにできるシワの真ん中あたりの凹みに位置します。このツボを2〜3分ほどグリグリと回すようにマッサージすることで、体を温める効果が期待できます。
三陰交(さんいんこう): 足首の内側にある冷え改善の万能ツボです。
関元(かんげん): おへその下3本指分。体を芯から温めます。お灸をこれらのツボに使うのもおすすめです。
通勤時にカイロを貼ったり、ネックウォーマーや手袋、レッグウォーマーや腹巻といった保温グッズを駆使して温めることも、体温低下を避ける大切なポイントになってきます。
私のおすすめは、やはり首の保温!体感としては2~3℃体温が上昇したような温かさを感じますね。医学的にも、首には太い血管が皮膚のすぐ下を走っているため、気温の影響を受けやすいです。
首を温めると、温かい血液が全身に流れ、体全体を温めることができます。筋肉がほぐれると、副交感神経の機能を高め、全身のリラックスにもつながります。
体温の安定は、免疫力の低下を防ぎ、風邪予防にもなるんです。
3. 生活習慣の改善(適度な運動も!)
ストレスや不規則な生活も冷えを悪化させます。
改善方法:
規則正しい食事と睡眠を心がけ、温かいお風呂(38~40度)にゆっくり浸かるのもいい方法です。
入浴後に軽いストレッチを取り入れると、首を温めるときと同じ効果が期待できます。
ストレスを溜めないよう、深呼吸や瞑想を取り入れるのも簡単ですよ。

まとめ
何事も習慣化が大事。冷えを撃退する方法はこの3つ。
1. 温める食材を積極的に摂取
2. 「3つの首」を温める!(ツボを意識した保温)
3. 生活習慣の改善(適度な運動も!)
これらを日々の習慣に取り入れることで、冷えを徐々に改善することが可能です。
また、働き方を含め、夜勤のない勤務先を検討したり、ストレスの少ない環境に身を置くことも看護師である私にとっては重要なんだと思います。
人生をトータルで、充実したものにできるような視点をもつことを目指したいです。
この投稿が、冬の生活を心地よく乗り切るために、少しでも役立てば嬉しいです!
