- 投稿日:2025/02/09
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はライダー・キャロル著『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』2019年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:ライダー・キャロル出典:Amazonのプロフィールより
バレットジャーナルの発案者。デジタルプロダクト・デザイナー。ニューヨークのデザイン会社でアプリやゲームなどのデジタルコンテンツの開発に携わり、これまでアディダスやアメリカン・エキスプレス、タルボットなどのデザインに関わる。
2018年の『The Bullet Journal Method』を訳した書籍。
✅ ノートに箇条書きで行動を整理すれば、自分の目標が明確になる。
✅ 短文で記録することで、本質を捉えられるようになる。
✅ 小さな改善の積み重ねが、大きな変化を生む。
自分と周囲から見た印象は違いがある。
このズレをどうすれば埋めていけるのか?
少年時代に注意欠陥障害と診断された著者が、試行錯誤を繰り返して見つけた完全手作りのメソッド。
その内容をインターネットで公開した結果、世界中の人から大絶賛されてブームになった。
忘れ物をしがちで、準備が整わないことが多い。
いつも慌ただしく、時間に追われている感覚がある。
自分のスケジュールや物事をうまく管理できていないと感じる。
必要なものをしょっちゅう忘れてしまい、困ることが多い。
日々の段取りがうまくいかず、余裕が持てない。
そんな自覚がある人に、この本は大きなヒントを提供する。
なにごとも先延ばしにしてはならない。
日々の帳尻はその日のうちに合わせよう―――日々、1日の仕事をきちんと終える者には、時間が足りないことなどないのだから。
セネカ『ルキリウスへの手紙』より
セネカ:一世紀ローマの政治家、銀行家、劇作家、哲学者。
本書の冒頭に引用されている。
自分を知るためのシンプルなメソッド
❶箇条書きで行動を記録しよう。
自己認識は、一日ずつしか深まりません。
自分の歩みを振り返ると、意味がなかったことから遠ざかり、意味のあることを増やしていく能力がアップします
ライダー・キャロル著『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
多くのビジネスリーダーたちが共通して言うのが、「いかに自己認識が大切か」ということである。
「彼を知り己を知れば百戦危うからず」
訳:相手と自分(味方)の事情を把握して戦えば、どんな戦いでも勝つことができる。
本書は「どうすれば自己認識できるか」ではなく、「どういうやり方なら、ずっと自己認識の作業を続けられるか」を考えなければならないと語られる。
⇒ 日々の行動が「自分」という物語を形成する。
⇒ 自己認識というのは一生続くプロセスである。
記録し、良い点や改善点を探ることで、目標に近づく手がかりが見つかる。
❷短く書くことで集中力を高める
情報を要点だけ記録しよう。
できるだけシンプルに、短時間でできるようにすること
ライダー・キャロル著『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
これがバレット・ジャーナルの基本となる。
バレットとはノートに打つ「・」のことを示している。
出来事、行動、そのときの気分、失敗したこと、うまくいった要因など、できるだけ多くのことを箇条書きにする。
■出来事
・朝の通勤電車が遅延して会議に遅刻。
・クライアントへのメールを間違えて送信。
・プロジェクトの進捗報告で評価された。
■行動
・遅延連絡を上司とクライアントに送信。
・メールのミスを訂正し、謝罪の連絡をした。
・会議資料を前日に準備して説明をスムーズにした。
■そのときの気分
・遅刻時:焦りと申し訳なさ。
・メールミス後:自己嫌悪と不安。
・プロジェクト評価時:達成感とやりがい。
■失敗したこと
・電車遅延を想定して早めに家を出なかった。
・メールの確認を怠りミスが発生した。
■うまくいった要因
・事前準備が功を奏した。
・ミス訂正が迅速だった。
・部下への指示が明確だった。
バレットノートに記述した自分の行動や感情を見て、明日の改善点を見つけよう。
続けていくことが重要なので、キレイにまとめる必要はない。
しかし、箇条書きなので、そこまで散らからないのは大きい。
短く書くようにすると、本質以外が削除される。
授業や会議などでたくさんメモを取ろうとするほど、話題や議論内容について考えられなくなる。
言葉の数を最小限に減らすことで、集中力は増すのです。
ライダー・キャロル著『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
⇒ 短文は考える力を鍛える。
⇒ 大事なのはすぐに変化を求めないこと。
⇒ とにかく「単純に、簡単に」書くこと。
文章量を抑え、本質を見極める癖をつけると、効率的な意思決定が可能になる。
「自分は目標に向かってがんばっている」という頭の中。
実際は時間を使えていないという現実。
このイメージのギャップを埋めることができる。
自分の考えを入れつつ短文にまとめると、思考を使うので頭に定着しやすい。
❸動機を明らかにする大切さ
「なぜ」を問い続けよう。
たとえば本を書こう、部屋の模様替えをしよう、旅行の計画を立てようと思ったら、まずは動機を書き出すことからはじめるといいでしょう。
ライダー・キャロル著『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
動機は苦悩や、フラストレーションや、願望から生まれる。
なにかをしたい。
なぜそう思うのか。
その正体がわかれば、どうすれば実行に移せるのかがわかる。
これはシンプルかつ、見落としやすいポイントだ。
⇒ 行動の意味を明確にすることで、迷いが消える。
⇒ 欲求と理由を明らかにすると、行動プランが具体的になる。
プロジェクトを進める際には、背景にある動機を明確にして優先順位を整理する。
私たちは具体的に動き出せないときがある。
これは知識が不足しているのではなく、自分の持つ経験や記憶のフォルダから、どれをピックアップしたらいいのかの判断基準がないだけのことが多い。
「どうやってやる?」というやり方ばかりにとらわれ、行き詰まる。
「なぜ、そうしたいのか?」に目を向けていると、意外と簡単な「どうやってやる?」が見つかるものである。
正確にいうなら、動機が「行動に完璧を求めなくなる」のだ。
毎日、1ミリずつでも改善する。
些細な行動で構わない。
「自分にとって意味のあることはなんなのか」ということに向き合う。
ただ、地道に続けていくのだ。
苦しみを味わうだけではなく、その目標に向かうプロセスの中で、時間を忘れて取り組めることや喜びを得られることも、「意味のあること」である。
あなたの精神を輝かせるものだけが、意味のあるものです。
そして好奇心をくすぐるものが、あなたの精神を輝かせる可能性が高い
ライダー・キャロル著『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』
多くの著者によって「失敗や苦闘や痛みの重要性」が語られている。
この大変な中でも自分はなぜ進むのか?
何も挑戦していない人が、「自分にとって意味のあるもの」を見つけることは難しい。
私は何かを為したことは、そこまで重要じゃないと考えている。
あなたにとって、「感動したもの」を「自己認識」することの方がもっと大事なのだ。
「自分にとって意味のあるもの」に向けての行動力の方が価値がある。
「生は適切に活用すれば十分に長い」
セネカ著『生の短さについて』
感動する。深い喜びを得るのは、己(おのれ)にしかできぬ。
これはとてつもない偉業なのだ。
まとめ
✅ ノートに箇条書きで行動を整理すれば、自分の目標が明確になる。
✅ 短文で記録することで、本質を捉えられるようになる。
✅ 小さな改善の積み重ねが、大きな変化を生む。
⇒ 「記録は未来への投資である」
⇒ 「自分を点検せよ」
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆
シーナ・アイエンガー著『選択の科学』
⇒ 大切なのは「自分には選択肢がある」と信じること。
⇒ 選択の積み重ねが、あなたをつくる。