• 投稿日:2025/02/01
  • 更新日:2025/11/05
e-taxとマイナンバーカードで2年前の医療費控除を申告する方法

e-taxとマイナンバーカードで2年前の医療費控除を申告する方法

しろー@ブログ/投資信託

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この記事は約5分で読めます
要約
私は最近、2年前の医療費控除を申し込み、還付を受けました。 2年前のことで、領収書などを保存しておらず諦めていたのですが、 「マイナンバーカードと保険証を連携していれば2年前の医療費が判明する」 ことを利用して確定申告のやり直しができました。 その経験を書いていきます。


2年前の医療費領収書を保管しておらずあきらめていた

医療費控除について知ってはいました。

2年前、私は病気が発覚し、手術・入院しました。
ですが、2年前入院したのは12月でした。

その年に、年間10万円超の医療費がかかると意識していなかったため、領収書等を全く保管していませんでした。

そのため、医療費控除を確定申告するのを諦めていました。

そんな私が気づいたのが・・・

保険証とマイナンバーの連携で過去の医療費が申請できる

保険証とマイナンバーカードを連携していると、
医療費について自動で取得
されます。

そして、なんと「2年前の年間医療費も全て取得できている」のです。

そのため、2年前の確定申告をやり直して控除を受けることにしました。

前提条件

前提条件があります。
確定申告をやり直ししますので、通常の確定申告と同じく

・確定申告をやり直したい年の「源泉徴収票」や「青色申告」の用紙を所有
(または把握している)

ことが必要です。

源泉徴収票とは、↓こういう用紙です。
サラリーマンの方なら見たみたことありますよね。

ks1.png「2年前の源泉徴収票は捨てちゃったよ~」という方は再発行などしないといけません。

また、もちろんのことですが、

・マイナンバーカードを所有している
(健康保険証との連携を済ませている)

ことも必要です。

その他にも、

・マイナポータルアプリをダウンロードしている
・マイナンバーを読み取れるスマホを所有している

も事前に準備しておくと良いでしょう。

実際に申告するやり方

Googleで「確定申告書等作成コーナー」と検索する

国税庁 確定申告書等作成コーナーのページ

「作成開始」をクリック

i01.jpgマイナンバーカードをお持ちですか「はい」
スマートフォンをお持ちですか「はい」
「スマートフォンを使用する」

i02.jpgここが重要!

「過去の年分の申請書等の作成」を選びます。

(通常、自営業や副業で青色申告する際には、下記の画像の「令和6年分の申告書等の作成」を選びます)

その後、申告したい年分を選択します。

そして「所得税」を選択しましょう。

i03.jpg「マイナポータルと連携する」

i04.jpg「利用規約に同意して次へ」

i05.jpgマイナンバーカードでログインする

ここで自動的にマイナポータルサイトに移動します。

「二次元コードでログイン」を選択

i11.jpgスマートフォンでマイナポータルアプリを起動して、二次元コードを読み取ります。

i12.jpgマイナポータルの下部「読取り」から二次元コードを読み取ります。

i14.jpg(参考)なお、2025年2月現在、Androidであれば「端末内」にマイナンバーカード機能を登録できます。

登録していればマイナンバーカードを所持せずとも指紋認証のみでマイナポータルにログインできます。

i15.jpgスマホ用電子証明書に対応していない場合は、表示に従ってマイナンバーカードを読み取ってログインします。

マイナンバーカードを読み取る(あるいはスマホ用電子証明書を使用する)ことで認証が完了します。

i19.jpge-taxの”国税庁 確定申告作成コーナー”に自動的に戻ります。
「次へ進む」を選択します。

i20.jpgここで本人の情報を「取得する」を選択し、「マイナポータルに移動して情報を取得」を選択します。

配偶者等の健康保険の被扶養者がいる場合は、「マイナポータルの代理人設定」をしておけば家族分の医療費もまとめて取得できます。

i22.jpg再び、マイナポータルサイトに自動で移動します。

i23.jpgここで、ご自身や家族の名前が表示されていることを確認し「証明書等の取得へ」を選択します。

i24.jpg自分、および家族全員「医療費通知情報」が選択されていることを確認します。

i25.jpg自動的に「確定申告書作成コーナー」に戻ります。

ここで本人・家族分の医療費の額が自動的に取得されます。

i26.jpg「次へ」を選択していきます。

i27.jpg確定申告をする

ここからは、「通常の確定申告のやり方」と変わりません。

(自営業や副業で青色申告をしたことがある方や、以前に医療費控除を申告したことがある方ならその経験を活かせるでしょう。)

サラリーマンなどの方は「給与」を、自営業や副業をしている方は「事業(営業等)」をそれぞれ選択してください。
(それ以外に収入がある分野はすべて選択します)

i28.jpgここで必要なのが、その年の「源泉徴収票」になります。

『どの項目を入力すればいいの!?分からないよ!』
という方もおられるかもしれませんが、画像付きでコレを入力してと表示されていますので、迷わなくても大丈夫です。

i31.jpg次に、自営業などで事業所得がある方はこちらも入力します。
(事業所得を選択しない場合はこの画面は表示されません)

i32.jpg(正直、この「2年前に年末調整や確定申告した額をきちんと把握できる資料が残っているか」が最大の問題な気はします)

以上で、入力は終了です。

i40.jpg後は、表示に従って送付をすればいいだけです。

手続きをして20日後に無事に還付された

この手続き、かかった時間は1時間ほどです。

そして20日後、無事に振込みがありました。

(振込額は3万円程度でした。)

e-taxの通知ページに通知書が来て完結となります。

i50.jpg

個人によって手続き方法は多少異なります。

今回は、私の場合の経験を書いていきました。
今回の記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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この記事のレビュー(2
  • 会員ID:ilK6aaN3
    会員ID:ilK6aaN3
    2025/02/10

    3年前の出産時は医療費控除について無知でしたが、こちらの記事のおかげで今年こそ手続きに挑戦できそうです! 分かりやすい解説をありがとうございました 🙏✨

    しろー@ブログ/投資信託

    投稿者

    2025/02/10

    レビューありがとうございます! この記事のやり方をすれば、3年前の医療費控除も申告できますよ! マイナンバーカードと連携していれば、3年前の医療費も取得できるはずです。 収入の書類がちょっと大変かもしれませんが、よかったら挑戦してみてください😊

    しろー@ブログ/投資信託

    投稿者

  • 会員ID:KYw8pAhg
    会員ID:KYw8pAhg
    2025/02/02

    いいですね! あの時の悔しさ感じてる方いらっしゃると思います🤗 取り戻せ私のお金🤣 詳しくありがとうございました。

    しろー@ブログ/投資信託

    投稿者

    2025/02/02

    レビューありがとうございます😊 取り戻せるお金は取り戻していきましょう!

    しろー@ブログ/投資信託

    投稿者