- 投稿日:2025/02/11
- 更新日:2025/11/05
※この記事は、以前に投稿した
e-taxとマイナンバーカードで2年前の医療費控除を申告する方法
とほぼ同じ内容です。
今回は「今年」医療費控除申告する方向けの記事です。
前提条件
医療費控除は確定申告と同時にしますので、
・サラリーマンの方=「源泉徴収票」
・自営業/副業している方=「青色申告」
の準備が出来ていることが必要です。
源泉徴収票とは、↓こういう用紙です。
サラリーマンの方なら見たみたことありますよね。
(その他にも、
・ふるさと納税の額を把握
・生命保険料控除の準備
なども必要です。)
また、
・マイナンバーカードを所有
(健康保険証との連携を済ませている)
も必要です。これらのやり方については割愛します。
【豆知識】
毎月11日に前々月分までの医療費情報が更新されます。
そのため、医療費控除の申告は2月11日からしましょう。
(参考 医療費通知情報の更新日について教えてください。)
実際に申告するやり方
Googleで「確定申告書等作成コーナー」と検索する
↓
国税庁 確定申告書等作成コーナーのページへ
このページで確定申告ができます。
「作成開始」をクリックします。
マイナンバーカードをお持ちですか「はい」
スマートフォンをお持ちですか「はい」
「スマートフォンを使用する」
申告する年(下記画像なら令和6年分)をクリックし、
・所得税の確定申告のみする人(サラリーマンの人)
・決算書と収支内訳書(自営業や副業をしている人)
のどちらかを選択します。
「マイナポータルと連携する」
「利用規約に同意して次へ」
マイナンバーカードでログインする
ここで自動的にマイナポータルサイトに移動します。
「二次元コードでログイン」を選択
スマートフォンでマイナポータルアプリを起動して、二次元コードを読み取ります。
マイナポータルの下部「読取り」から二次元コードを読み取ります。
(参考)なお、2025年2月現在、Androidであれば「端末内」にマイナンバーカード機能を登録できます。
登録していればマイナンバーカードを所持せずとも指紋認証のみでマイナポータルにログインできます。
スマホ用電子証明書に対応していない場合は、表示に従ってマイナンバーカードを読み取ってログインします。
マイナンバーカードを読み取る(あるいはスマホ用電子証明書を使用する)ことで認証が完了します。
e-taxの”国税庁 確定申告作成コーナー”に自動的に戻ります。
「次へ進む」を選択します。
ここで本人の情報を「取得する」を選択し、「マイナポータルに移動して情報を取得」を選択します。
※配偶者等の健康保険の被扶養者がいる場合は、「マイナポータルの代理人設定」をしておけば家族分の医療費もまとめて取得できます。
再び、マイナポータルサイトに自動で移動します。
(場合によってはここでもう一度マイナポータルログインを求められることがあります。どうして2回もログインする必要あるんですかね・・・)
ここで、ご自身や家族の名前が表示されていることを確認し「証明書等の取得へ」を選択します。
自分、および家族全員「医療費通知情報」が選択されていることを確認します。
自動的に「確定申告書作成コーナー」に戻ります。
ここで本人・家族分の医療費の額が自動的に取得されます。
「次へ」を選択していきます。
確定申告をする
ここからは、「通常の確定申告のやり方」と変わりません。
(自営業や副業で青色申告をしたことがある方や、以前に医療費控除を申告したことがある方ならその経験を活かせるでしょう。)
サラリーマンなどの方は「給与」を、自営業や副業をしている方は「事業(営業等)」をそれぞれ選択してください。
(それ以外に収入がある分野はすべて選択します)
ここで必要なのが、その年の「源泉徴収票」になります。
『どの項目を入力すればいいの!?分からないよ!』
という方もおられるかもしれませんが、画像付きでコレを入力してと表示されていますので、迷わなくても大丈夫です。
以前に確定申告したことがある方は知っていると思いますが、
ここで、
・生命保険料控除
・地震保険控除
・住宅ローン控除
・ふるさと納税(ワンストップ申請していても再度入力必要)
・小規模企業共済(iDeCo)
の額なども入力する必要があります。
途中でマイナンバーカードの番号を本人・配偶者・扶養家族分を入れる必要がありますので、マイナンバーカードも準備しておいてくださいね。
めんどうではありますが、両学長が
「お金持ちへの道!確定申告を制するものは蓄財レースを制す!」
と、言われているように、確定申告が出来ないと蓄財することはかなり遠くなります。
ぜひ勉強して、確定申告が毎年できるようになってください。
次に、自営業などで事業所得がある方は続けて入力します。
(事業所得を選択しない場合はこの画面は表示されません)
※事業所得の入力方法の詳細に関しては、今回は割愛します。
(はっきり言って事業所得の方が源泉徴収よりもとっつきにくいです。
しかし、副業をしたり、事業所得を持てば必ず理解する必要があります。
そのためには、学長が言われるように簿記を勉強することも大切です。
ぜひ、毎年青色申告できるようがんばってみてください!)
以上で、入力は終了です。
後は、表示に従って送付をすればいいだけです。
手続きをして約20日後に還付されます
この手続き、かかった時間は1時間ほどです。
例年、20日後くらいに振込みがあります。
e-taxの通知ページに通知書が来て完結となります。
今回は、私の場合の経験を書いていきました。
個人によって手続き方法は多少異なります。
今回の記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
マイナンバーカードと保険証の連携で、医療費控除はとっても楽になりました。
数年前のものまですべて連携されるため、領収書を保存してなくて医療費控除出来なかった年の申告も5年間可能です。
今からでも申告に挑戦してみてください。