- 投稿日:2025/04/02
- 更新日:2025/04/02

こんにちは、名古屋市守山区で自宅整体サロンを運営する理学療法士のきむです。
私は17年以上、理学療法士として、股関節の痛みに悩む方々と数多く接してきました。その中で、股関節の前方滑りが股関節の痛みの原因であることを数多く経験してきました。
股関節の痛みは、多くの人が経験する問題の一つです。特にアスリートや運動習慣のある人に多くみられますが、デスクワーク中心の生活を送る人にも発生することがあります。その中でも「股関節の前方滑り症候群(Anterior Glide Syndrome)」という概念は、理学療法士の Shirley Sahrmann(シャーリー・サーマン)によって提唱され、注目を集めています。
本記事では、サーマンの理論に基づき、前方滑り症候群の原因や症状、対策について詳しく解説します。
1. 股関節の前方滑り症候群とは?
前方滑り症候群とは、大腿骨(太ももの骨)の骨頭が正常な可動範囲を超えて前方に移動しやすくなる状態を指します。この異常な動きが股関節周囲の組織にストレスを与え、痛みや可動域の制限を引き起こします。

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