- 投稿日:2025/03/03
- 更新日:2025/10/20
私たち大人は、こどもの成長を見守りながら、日々たくさんの言葉をかけています。
しかし、感情が高ぶった瞬間に「〜しなさい!」や「〜はダメ!」といった否定的な言葉をつい使ってしまうことがありますよね🥺
こうした言葉が、実はこどもにどれだけ深い影響を与えるか、考えたことはありますか?
今回は、否定的な表現がこどもに与える影響について掘り下げ、その代わりにどんな言葉をかけるべきかを考えてみましょう。
否定的な表現が及ぼす影響
否定的な表現とは、こどもの行動や感情を否定したり、制限したりする言葉かけのことです。
例・「〜しないで」「〜してはダメ」などの禁止や制限を示す言葉
・「どうして〜できないの?」など、こどもの能力を否定する言葉
・「無理」「ヤダ」「嫌い」など、こども自身が使う否定的な言葉
♦︎心理的影響
否定的な言葉はこどもにストレスを与え、不安感や萎縮を引き起こします。特に小さいこどもは、否定的な言葉を自分自身への否定と捉えやすく、自信を失う原因となります⚠️
また、こどもの自己肯定感を低下させ、チャレンジ精神を失わせる可能性があります。
♦︎行動への影響
①反発心の増加
否定的な表現は親子間に緊張感を生み、こどもが反発心を抱きやすくなります。
命令や禁止の言葉が多いと、こどもは「言われたことをしない」ことで自己主張をしようとする場合もあります。
②理解の困難さ
こどもは否定語を理解するのが苦手で、「〜しちゃダメ」と言われるほど、その行動のイメージが強くなってしまいます。
結果として、禁止されている行動をかえってしてしまう可能性があります。
♦︎長期的な影響
①自己決定能力の低下
「ダメ」🙅♀️を言い続けると、こどもは親の顔色を気にしたり、指示がないと動けなくなったりする可能性があります。
これは自己決定能力の低下につながり、何でも許可を求めるこどもになる可能性があります。
②自己肯定感の低下
否定的な言葉を浴び続けると、こどもは自発的な行動をコントロールされ、成功体験を積むことが難しくなります。
これにより、自己肯定感が低下する可能性があります😨
③諦めやすい性格の形成
失敗や危険から常に回避させられると、こどもはすぐに諦めるようになる可能性があります。
肯定的な声かけが重要な理由
①自己肯定感の向上
肯定的な言葉は、こどもが「自分は価値のある存在だ」と感じる土台を作ります。
これにより、挑戦する意欲や失敗から立ち直る力が育まれます。
②行動の強化
良い行動をした直後に具体的に褒めることで、その行動が繰り返されやすくなります。
③安心感の提供
「どんな時も味方だよ」といった言葉は、失敗しても受け入れられるという安心感を与え、次の挑戦への勇気を生みます。
こどもの自己肯定感を高める一言15選
①いっぱい練習してるの見てるよ!
→結果ではなく、過程や努力を認めてあげると🙆♀️
②出来なくてもパパママは大好きだよ
→結果を気にしてしまう子に有効
③前より出来るようになったんじゃない?
→他の子ではなくその子自身の過去と比較することが大事☝️
④パパママも昔はできなかったなぁ‥
→失敗を受け入れやすくなります。
⑤〇〇と⬜︎⬜︎どっちがいい?
→こどもは自分で決めたいものです!
⑥今日もお話してくれてありがとう
→明日も明後日も話したくなります。
⑦先生がこの前褒めてたよ!
→間接的に褒められるのは嬉しいものです☺️
⑧ひとりで着替えるの上手になったね!
→当たり前に出来ていることに改めて注目しましょう!
⑨また背が伸びたね!
→体の成長を褒められると嬉しさが倍増します。
⑩しっかり座れてるね!
→忘れがちだけど、出来た時に褒めることが重要です。
⑪〇〇するの、お願いしてもいい?
→任されていると感じると、やる気がアップします⤴️
⑫やりたくないよね‥
→こどもの否定的な表現には、まず共感しましょう。
⑬パパもママも出来なかったのに、出来たの?
→自信に繋げることができます。
⑭今イライラしてるわ、ごめん
→事前に伝えることでお互いスッキリ✨
⑮さっきは怒鳴ってごめんね🙏
→素直に謝ることでこどもに安心感と信頼感を与えます。
否定的な声かけを避ける工夫を
肯定的な声かけは、日常生活の中で簡単に取り入れられるものです。
小さな成功体験や愛情表現を積み重ねることで、こどもの自己肯定感は大きく育ちます。
イライラしていたり、余裕がなくなっていたりすると、つい感情のまま否定的な表現を使いがちになるところですが、こどもの自己肯定感爆上げのためにも、日頃から肯定的な声かけを意識してみましょう🍀