- 投稿日:2025/02/27
- 更新日:2025/11/20
月に何度か訪れる祖母の家。
足の踏み場がなくなりつつある玄関を見て、危機感を覚えました。
「だんだん狭くなってない?」
普段どうやって出入りしてるの?
地震が起こったら、逃げられるのかな?
自宅で倒れたら、担架とか入るのかな?
祖母に声をかけると、「危ないとは思っている」と…
祖母は80代後半、危険性を理解していても、1人で片付けることは困難。
そこで、ミニマリストの私が立ち上がり、祖母の玄関を改造することに!
片付け前の玄関:危険がいっぱい!
玄関の左には大きな靴箱、右にはスリッパ立て。
三和土には灯油ケースが置かれ、残ったスペースは靴は3足分ほど。
転倒予防に備え付けられた手すりには帽子や傘が置かれており、本来の役割を果たしていませんでした。
これでは、いつ躓いて転んでもおかしくありません。
片付けのプロセス:祖母と一緒に、1つ1つ丁寧に
この家で暮らしているのは、祖母。
私が1人で片付けるわけにはいきません。
祖母とスケジュールを合わせて、当日の流れについて説明。
いざ実践へ!
①全部出す
まずは、玄関にあるものを全出し。
靴箱の中から出てくる小箱やシューズケースの中身も1つ1つ確認。
②不要品の選別
私は物を祖母の前まで運び出す係、祖母は「いる」「いらない」を判断する係を担当。
③清掃
祖母が物を選別している間に、私は靴箱の中や玄関の床をピカピカに清掃。
④整理整頓
祖母が「いる」と判断したものを使いやすい場所に収納。
祖母が収納場所を忘れてしまうことも考慮し、どこに何をしまったのかを一緒に確認。
祖母が手放した物:「今、必要なもの」に厳選
「いる」「いらない」の選別は、すべて祖母にしてもらいました。
祖母が悩んでいる時は、横からそっと以下の問いかけを行いました。
・どんな時に使うものなの?
・今(80代後半の自分でも)使えそう?
・実際、最近使った?
祖母は「手放せる」タイプの人。
これらの声かけをすると、ほとんどの場合「いらないね」と納得してゴミ袋に入れていました。
<祖母が手放した物の一覧>
・靴:汚れたもの、履きにくいもの、重いもの、ヒールがあるもの
・シューケア用品:古いもの、使わないもの
・靴べら:大小1つずつ残して処分
・スリッパ:来客用を4つ残して処分
・スリッパ立て:靴箱に収納できたので処分
・謎の書類、工具、小物:用途不明のため処分
・傘:誰のものか分からない傘、不要な傘は処分
片付け後の玄関:広々快適!祖母も笑顔に
2人で片付けること、およそ3時間。
余分な靴がなくなり、スリッパ立てを処分したことで、玄関の幅が1.5倍に広がり、手すりも使えるようになりました。
スッキリとした玄関を見て、祖母もニコニコ。
「ありがとう、おかげで綺麗になった!」
「これなら、人が来ても『綺麗にしている家』に見えるね♪」
そう言って喜んでいる祖母が見て、私も幸せな気分になりました。
玄関を綺麗に保つためのアドバイス
嬉しそうな祖母に、1つ伝えておかなければならないことが…
「放っといたら、元に戻るからね?」
リバウンドを防ぐために、祖母に3つのポイントを伝えました。
・余計なものを置かない
・今よりも物が増えないよに心がける
・出し入れしやすい場所に収納する
まとめ:玄関は、家の「顔」であり「安全の要」
玄関は、家の第一印象を決める場所。
そして、高齢者にとっては、安全を確保する大切な場所でもあります。
今回の片付けを通して、私も改めて玄関の大切さを実感しました。
歳を重ねる前に、できるだけ物を減らし、安全で快適な玄関を作ることが大切です。
この記事が、あなたの片付けの第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。