- 投稿日:2025/03/02
- 更新日:2025/03/06

はじめに
💬 「もうどうにもならん…」
人生には、そんなふうに追い詰められる瞬間がある。 けど、その時の選択次第で、転機になるか、ドツボにはまるかが決まるんや。
落語『おごろもち盗人』の泥棒も、まさにその瞬間を迎える。
🎭 落語『おごろもち盗人』に見る、追い詰められた男の転機
ある夜、金に困った泥棒が商人の家に忍び込もうとする。 「よっこらしょ…」と玄関のかんぬき(かぎ)を外そうと手を伸ばすが、思わぬ誤算。
なんと、手を突っ込んだまま捕まってしもうた。
「大将、えらいすんまへん!ほんまのできごころですねん!」
命乞いをする泥棒。
「お前みたいなやつ、明日警察に突き出したるわ!」
このままでは牢屋行き。
しかし、ここで彼は最後の悪あがきをする。
「わたいには仲間が20人おる…仕返しに来まっせ!」
だが、商人は一言。
「なんぼでも来たらええがな。借家やさかい。」
さらに追い詰められた泥棒は、別の方法で逃げようとする。
ところが、 通りがかった別の男に財布を抜き取られ、持っていかれてしまう。

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