- 投稿日:2025/03/25
- 更新日:2025/11/05
自己紹介
副業Webライター歴1年半のかえでッコといいます。
本業は作業療法士で、ご高齢の方々を中心にリハビリを提供しています。
2023年8月から副業でWebライターを始め、1年後の2024年8月に月5万円、12月に月6万円を達成しました。
案件選びの前に
「案件の選び方」を考える前に、まずは「Webライターの案件って、どうやって見つけるの?」という疑問にお答えします。
Webライターの案件はどうやって探す?
案件の探し方には、いろいろな方法があります。
・SNS(Xなど)で募集を探す
・求人サイトに登録して探す
・Googleで「ライター募集」を検索する など
このように複数の方法がありますが、初心者におすすめなのは、クラウドソーシングサイトの利用です。
初心者におすすめのクラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトとは、仕事を依頼したい人と、働きたい人をつなぐオンラインサービスです。
代表的なサービスとしては、以下のものがあります。
・クラウドワークス
・Lancers(ランサーズ)
・リベシティワークス
クラウドソーシングサイトのメリットは、以下のとおりです。
・案件が探しやすい
・プロフィールでスキルや経歴をアピールできる
・評価制度があり、実績が目で見てわかる
・仮払い制度があるため、未払いリスクを回避できる(リベシティワークス以外)
クラウドソーシングサイトには多くの案件が集まっているうえに、検索機能が充実しているので、自分に合った仕事を見つけやすいです。
また、実績がない初心者でも、プロフィールをしっかり書き込むことで、クライアントにアピールできるチャンスがあります。
受注した案件に対する評価やコメントが実績として残るため、信頼の積み重ねがそのまま受注率アップにつながる可能性もあります。
そして、個人的に最も大きなメリットと感じているのが、仮払い制度です。
仕事を始める前に報酬がサイト側に預けられる仕組みなので「働いたのに報酬がもらえない」というリスクを回避できます。
一定の手数料はかかりますが、じゅうぶんに価値のある制度です。
なぜ案件選びが大切なの?
Webライターにとって「どの案件に応募するか」は重要なポイントです。
その理由は、大きく分けて2つあります。
1.スキルアップにつながるから
マニュアルやフィードバックが充実している案件を選ぶと、構成や執筆などのライターとしてのスキルが磨かれます。
経験と実績を積み重ねていけば、将来的に高単価の案件を獲得できるでしょう。
2.トラブルを回避できるから
案件によっては、トラブルに巻き込まれるリスクもあります。
例えば、何度も修正依頼を出されたり、契約内容と実際の業務が違ったりなどです。
こうしたトラブルが起こるとモチベーションが下がり、稼ぐために欠かせない「継続する力」を維持できなくなります。
こうした事態を避けるためにも、応募前にしっかりと確認することが大切です。
案件選びでチェックすべき4つのポイント
案件に応募する前に、以下の4つのポイントをチェックしましょう。
1.報酬(単価)
初心者の場合、文字単価は0.5〜1円程度が目安です。
文字単価0.1円など極端に単価の低い案件は、労力に見合わないことが多いので避けた方が無難です。
ただし、経験を積むことが目的であったり、執筆記事をポートフォリオに掲載できたりする場合は、挑戦してもよいでしょう。
2.テーマやジャンル、仕事内容
次に確認すべきポイントは、テーマやジャンル、仕事内容です。
自分の興味や知識に合ったジャンルなら、無理なく執筆できます。
とはいえ、Webでリサーチして書けそうなテーマであれば、特別な知識がなくても問題ありません。勇気を出してチャレンジしましょう。
あわせて、仕事内容や範囲が明確に記載されているかも確認してください。内容があいまいな案件は、あとから想定外の作業を求められるなど、トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。
3.作業量・納期
作業量や納期も確認してください。とくに副業の場合は、本業に比べて作業に使える時間が限られています。
無理なスケジュールで案件を受けてしまうと、挫折や記事のクオリティが下がる原因になります。
自分のライフスタイルや本業とのバランスを考えながら、無理のない範囲で案件を選んでください。
4.クライアントの信頼性
最後に確認すべきポイントは、クライアントの信頼性です。
案件に応募する前に、クライアントの評価やレビュー、プロフィールなどをしっかりチェックしておきましょう。
安心して仕事をするには「誰と仕事をするか」も重要なポイントです。
不安を感じた場合は、応募を見送る判断も必要になります。
次の項目では、信頼できるクライアントかどうかを判断するために、具体的にどこをチェックすればよいかを解説します。
クライアントのチェックポイント
ここからは、クラウドワークス、Lancers(ランサーズ)、リベシティワークスの3つのサービス別に、チェックすべきポイントを紹介します。
ただし注意点として、これから紹介するチェック項目はひとつの目安です。「すべて当てはまる=良いクライアント」「当てはまらない=悪いクライアント」というわけではありません。
あくまで判断材料のひとつとして、参考にしてください。
クラウドワークス
クラウドワークスでは、次の項目をチェックします。
実際の画面を見ながら確認していきましょう。
画像はクラウドワークスのアプリ画面です。
赤のマーカーを引いた部分をチェックしていきます。
・認定クライアント
クラウドワークスでは一定の基準を満たしたクライアントを「認定クライアント」としています。
一定の基準を満たしたクライアントなので、信頼性が高いのが特徴です。
・評価(星の数と母数)
過去にこのクライアントと仕事をしたワーカーが、星の数(最大5)で評価しています。
星の数に目が行きがちですが、下に小さく書かれた母数(何人が評価したか)も要チェックです。
少人数で高評価なクライアントより、多くの人から高評価を得ているクライアントの方が信頼度は高いです。
・募集実績
件数が少ない場合、発注に不慣れなクライアントの可能性があります。
過去に発注件数の少ないクライアントの仕事を受けたことがありますが、やり取りがうまくいかず、途中で辞退したことがありました。
ある程度の発注実績があるクライアントであれば、やり取りに慣れていることが多いため、仕事をスムーズに進められる可能性が高いです。
・プロジェクト完了率
これは「契約を途中で終了せず、最後まで完了した案件の割合」を示しています。
せっかく仕事を受けたのに、クライアントから途中終了を告げられたら、残念な気持ちになりますよね。
そんな事態を避けるためにも、完了率は必ずチェックしておきましょう。
個人的な目安としては、90%以上は欲しいところです。
・本人確認
クライアントが本人確認を済ませているか、がわかります。
・発注ルールチェック
クライアントが、利用規約や仕事依頼のガイドライン、発注に必要なビジネス知識やルールを理解しているか、が表示されます。
・プロフィール画像の有無(個人的な視点)
これは私の経験談ですが、過去の仕事を振り返ったところ「信頼できるクライアント」は全員プロフィール画像を設定していました。
一方で「正直あやしいと感じたクライアント」は全員画像未設定でした。
必ずしも画像の有無が信頼性に直結するとはいえませんが、ひとつの判断材料にはなるかもしれません。
Lancers(ランサーズ)
こちらは、ランサーズのアプリ画面です。
基本的なチェック項目は、クラウドワークスとほぼ同じです。
そのため、以下の内容は割愛します。
・認定クライアント
・認証(=本人確認、発注ルールチェック)
・評価
・発注数(=募集実績)
・発注率(=プロジェクト完了率)
カッコ内が、クラウドワークスで対応する項目です。
・継続ランサー
ランサーズには、独自の指標として「継続ランサー」があります。
これは、このクライアントと2回以上継続して仕事をした人数を示すものです。
この数が多いほど「このクライアントとまた仕事をしたい」と感じた人が多い、つまり満足度が高い可能性があると判断できます。
クライアントの信頼性をチェックするうえで、参考になる指標のひとつです。
リベシティワークス
最後に、リベシティワークスでのクライアントのチェックポイントを紹介します。
・リベシティ在籍歴(極端に短くないか)
・実績や評価
・仕事を受けた人のレビュー
これらを確認することで、クライアントの信頼性をある程度把握できます。
リベシティワークスは、先述のクラウドソーシングサイトと違って仮払い制度がありません。
そのため、報酬が支払われないリスクがあるため注意が必要です。
しかし、2025年3月20日から2025年末までを予定として、リベシティによる補償制度がスタートしました(2025年3月25日時点)。
万が一、報酬が支払われなかった場合には、最大10,000円分のリベポイントで補償を受けられます。
詳しい条件などは【関連サービス】取引中の音信不通における補償制度についてを確認してください。
悪質案件を完全に避けるのは難しい
ここまで、案件選びのチェックポイントについて解説してきました。
しかし残念ですが、悪質な案件を完全に避けるのは難しいです。
どんなに事前に確認しても、引き受ける前の段階で「案件の質」を見抜くには限界があります。
サイト上では評価の高いクライアントであっても、あやしい案件を持ちかけてくるケースがあるからです。
この記事での「悪質案件」
この記事内での「悪質案件」とは、以下のものを指します。
・個人情報の不当利用を目的とした案件
・情報商材やセミナー、勉強会への勧誘を目的とした案件
つまり、ライターとして仕事を依頼するつもりはなく、個人情報の収集や、別サービスへの勧誘を目的とした案件です。
私が出会った「あやしい案件」
私自身も、ライターを始めたばかりのころに、こんな経験をしたことがあります。
相手はクラウドソーシングサイト上で、高評価のクライアントでした。
初心者向け案件を納品し、お互いの評価が終わったあとのことです。
継続案件として「あるサイトに会員登録してレビューを書く」という仕事を案内されました。
しかし、個人情報の登録が必要なことや、レビューではライターとしての経験が積めないと感じたため、お断りしました。
今振り返っても、やはりあやしい案件だったと思います。
このように、クラウドソーシングサイト上の評価や、プロフィールだけではわからない部分があるのも事実です。
少しでも「おかしいな」と思ったら、一歩引いて慎重になる姿勢が大切です。
次の項目では、受注後に気をつけたいポイントについて解説します。
受注後、こんな対応をされたら注意しよう
受注後に注意すべきポイントは、以下の3つです。
1.サイトに申請せずに、外部ツールで連絡しようとする
クラウドワークスやランサーズでは、基本的にサイト内でのやり取りが推奨されています。
ChatworkやSlackなど外部ツールを使う場合は、サービス外連絡申請や連絡先公開申請が必要です。
これを無視して外部で連絡を取ろうとするクライアントは、ルールを守らない可能性が高いです。
2.正当な理由なく個人情報を求めてくる
秘密保持契約など正当な理由がないのに、個人情報の提供を求めてくるクライアントにも注意してください。
「会員登録してレビューを書く」などの依頼も、個人情報が第三者に渡るリスクがあるため、慎重に判断しましょう。
3.特定のサービスや商品購入を求めてくる
契約後に特定の商品や、サービスの購入を勧められた場合も要注意です。
ライティングの仕事とは別に、スクールや情報商材への勧誘が目的となっているケースが考えられます。
どんなに丁寧に誘われたとしても、きっぱり断る勇気が必要です。
クラウドワークスなどのサービスでも、こうした事例に関しては公式から注意喚起がされています。
「あやしいけど判断が難しい……」と感じたときは、リベシティのライターチャットや、サイト運営者に相談するのがおすすめです。
案件選びのポイントまとめ
Webライター初心者の人に向けて、案件選びのポイントについて解説しました。
・初心者にはクラウドソーシングサイトでの案件探しがおすすめ
・良い案件を選ぶと、スキルアップ&高単価案件につながる!
・報酬、ジャンル、作業量、クライアントの信頼性をチェック
・低単価、実績なし、途中終了が多い案件は、避けるのが無難
・サイトを通さない外部連絡、個人情報や商品購入を求めるクライアントには注意!
ここで紹介した内容は、あくまで私個人の経験と考えに基づくものです。
判断基準は人それぞれですが、こうしたポイントを知っておくだけでも、案件選びの参考になると思います。
最初は「どの案件を選べばいいの?」「どこまで慎重になればいいの?」と、迷うこともあるでしょう。
ですが、経験を重ねるごとに「この案件は信頼できそう」「このクライアントは不安かも」といった感覚や判断力が身についてきます。
大切なのは、焦らず1歩ずつ進んでいくことです。
Webライターとしてのスタートを切る皆さんが、安心して自分らしく働ける案件に出会えることを願っています。
Q&A
ここでは勉強会でいただいた質問を、一部Q&A形式で紹介します。
Q:サービス外連絡申請や連絡先公開申請をきちんとしてくれるクライアントは、良いクライアントといえますか?
A:一概にはそうとはいえません。
クラウドワークスの注意喚起にあるように、サービス外連絡申請をする悪質案件もあります。
それに、申請が承認されたとしても、サイト側は「外部でのやり取りを許可した」だけです。
クライアントや案件の質を保証したわけではないので、注意しましょう。
Q:LINEに誘導してくるクライアントには要注意と聞きますが、Chatworkに誘導するクライアントは信頼できますか?
A:「Chatworkだから安全」とはいえません。
私の経験では、信頼できるクライアントとあやしいクライアント、両方からChatworkに誘導されたことがあります。
大切なのは「どのツールに誘導されたか」ではなく「そのあと、どんな対応をされるか」です。
やり取りの内容が業務に関するものなのか、それとも勧誘や個人情報が目的なのかをしっかり確認しましょう。
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