- 投稿日:2025/03/23
- 更新日:2025/09/29

クセ活のすすめ
はじめまして。くせ毛活かしのくみだぶと申します。生まれながらのくせ毛です。
皆さんに「クセ活」の素晴らしさを知ってほしいと思い、筆を執りました。
「クセ活」って何?を説明する前に質問です。
皆さんはストレートヘアですか?くせ毛ですか?
日本人のくせ毛の割合は、なんと70%から80%とも言われています。日本人といえばストレートヘアが基本かと思っていましたが、意外な数字ですよね。
周りの人がストレートヘアばかりで、わたしだけがくせ毛で悩んでいるんだ、と思いきや、もしかしたら縮毛矯正などでストレートにしている人が多いのかもしれませんね。
くせ毛といっても幅広いのですが、ドライヤーでブローしたらストレートになるタイプから、生え際からうねうねしながら生えてくる、何をやっても広がるタイプもあります。
わたしは後者のくせ毛を持っています。
そんな多くの人が持つくせ毛ですが、実はこれを活かすことで、まるでパーマをかけたような艶のあるスタイルを作り出すことができるんです。
それが「クセ活」です。
縮毛矯正に1万円も2万円もかけているのに、1ヶ月も経つと根本のくせが目立ってきて手に負えない・・・
縮毛矯正した上からカラーリングをすると髪が痛むから断られる・・・
といった悩みも解消するかもしれません。
何よりも美容院代の削減につながる可能性があるので、それが一番うれしくないですか?
今回は、簡単かつできるだけ手頃に試せる方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
クセ活実践編
用意するもの
◆ 水(お湯)
◆ マイクロファイバータオル または 綿100%のTシャツ
◆ アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント。ドラッグストア等で買えるお安いものでOK)
◆ ハードジェル(ドラッグストア等で買えるお安いものでOK)
◆ 粗めのくし(なくても良い)
スタイリング方法
① 髪をびしょびしょに濡らす。滴るくらいびしょ濡れにします。
② マイクロファイバータオル または 綿100%のTシャツで軽く水気を取り ます。
③ アウトバストリートメントをまんべんなく髪につけます。保湿のためです。
④ ハードジェルをまんべんなく髪につけます。量は人それぞれなので、最初は少し多めにつけてみてください。
⑤ 粗めのくしでとき、形を決めます。(ここで優しく下から握るようにすると、束感のあるカールが生まれます。)
⑥ 自然乾燥させます。絶対に触らないことが重要です。
⑦ 完全に乾いたら、軽く握ってほぐします。
以上です。意外と簡単に思えませんか?
髪の長さは問いません。このやり方でほぼ全ての方がクセ活を体験できます。
Q&A
◆ 普通のタオルではダメなの?
艶のあるカールを作るには、水分が一番重要です。
乾燥が始まると、束感のあるカールがほどけてしまうので、水分を十分含んだ状態で形を決めなければいけません。
そのため、水分を吸いすぎないマイクロファイバータオル(100均でも売っています)や、綿100%のTシャツで程よく水分を取ります。
どうしても普通のタオルしか無い、という場合は、水分を取ったあとにスプレー等で再度水分を足してみてください。
スタイリングの途中で水分が足りないと思った時も、スプレー等で足してみるとうまくいきやすいです。
◆ ハードジェルじゃないとだめなの?
ハードジェルでなくても、髪が固まる素材であればスタイリング可能ですが、合うものが人それぞれ違うので、一番カンタンに固まりやすいハードジェルが、初めの一歩には良いかな?と思います。
私も最初は、イオンのトップバリューブランドのメンズハードジェル(400円くらい)で試しました。
(今はヘアクリームで仕上げています。保湿用ではなくスタイリング用のヘアクリームです。)
アルコールが入っていると、すごく乾きやすい反面、髪がパサパサになりやすいので、慣れてきたら髪に優しいスタイリング剤に変えていくと良いと思います。
なお、ほぐすと白い粉が出るタイプもあるので、その場合は濡れた手でなでつけたり、ヘアオイルを薄く手のひらに伸ばしてからほぐすと良いと思います。
◆ 自然乾燥は時間がかかりすぎでは?
そうなんです。自然乾燥は髪の量にもよりますが、2時間以上かかってしまいます。
それでも、きれいなカールを作るために大事なことが「髪を触らない」に尽きるのです。
秘密兵器「ディフューザー」という道具を使う手もあるのですが、まずは初期費用をできるだけ減らしたいので、一切触らず自然乾燥、という方法をおすすめしています。
もしドライヤーを使うのであれば、超弱風で、髪をとにかく動かさないように乾かしてみてください。
(ざるを被ってドライヤーを当てる、という方法もあるようです😲)
◆ ハードジェルが肌に合うかわからない
肌に合うかどうかわからないからこそ、まずはお手頃な値段のもので、自分の髪がどのようなカールが出るのか試してみて欲しいと思います。
ただ、髪の悩みと同様、肌もひとりひとりみんな違います。
ハードジェル等のスタイリング剤が肌に合わないと思ったらすぐ中止してくださいね。自分自身が一番大事です。
ネット上では、肌に優しいクセ活用のスタイリング剤を紹介していたり、自分で自然派ジェルを作るツワモノもいらっしゃいますので、悩んだ時は検索してみてくださいね。
◆ 縮毛矯正をしているから試せない
全頭がまっすぐの状態だと試せませんが、少し伸びてきた状態であれば、まずは根本の地毛部分だけでもクセ活してみて、出来そうだと思ったら髪を伸ばすか、待てない場合はクリームパーマを縮毛部分にかけるという手もあります。
くせ毛専用の美容院ならなお良いのですが、くせ毛に寄り添う美容師さんがいらっしゃる場合、相談に乗ってくれると思います。
「脱縮毛 美容室 地域名」等で検索してみてください。
家計管理でも有利に
家計管理の面で考えてみると、縮毛矯正に定期的に通っていた場合、地毛を活かすことで出費を削減できる可能性があります。
例えば、縮毛矯正が1回15000円で年3回必要な場合、年に45000円固定費としてかかりますが、カット&カラーだけで済むようになると、1回8000円✕3回で24000円にまで削減できます。カットだけならもっと安く済みますね!
くせ毛界隈の現状
実は、くせ毛界隈では、すでにくせ毛専用のスタイリング剤や、くせ毛専門の美容室が存在します。くせ毛の悩みを親身になって聞いてくれる美容室の存在は、長年悩んできた私たちにとっては心の拠り所です。
一度自分でスタイリングしてみて、これは希望が持てるぞ?と思ったら、お近くの美容院を探してみて、スタイリング剤も色々試してみると、さらに質感の良いカーリーヘア、ウェービーヘアを実現できると思うので、余裕が出来たらぜひ試してみてください。
最後に
この方法は、わたしが考えたものではなく、くせ毛界隈ではすでに広まっているものです。スタイリング方法や使うアイテムは人によって様々なのですが、中でも簡単で取り入れやすいものをまとめてみました。
詳しく知りたい方は、是非検索してみてくださいね。
くせ毛はひとりひとりみんな違っています。個性であり、魅力の一つです。それを活かすことで、あなただけの特別なヘアスタイルを作り出す可能性があります。
今はストレートヘアに満足している人も、くせ毛を活かす方法があるんだと知っておくことで、今後の選択肢が広がると思います。
是非頭の片隅においていてもらえると嬉しいです。
以上です。
初めての投稿で至らない点もあったかと思いますが、最後までお読みくださり、誠にありがとうございました!