- 投稿日:2025/03/22
- 更新日:2025/09/29

Ⅰ.きっかけ
2021年3月、私は念願のマイカーを購入するために200万円の自動車ローンを組みました。
当時は「10年ローンで月々の負担を抑える」という一般的な考え方に従い、金利2.3%、返済期間10年の元利均等返済プランを選択しました。
月々の返済額は約18,700円。
家計に大きな負担はなく、特に問題なく返済を続けていました。
しかし、借入から10か月後の2022年初めに家計の見直しをしていた時、ふと気になったのが「支払利息の総額」でした。
Ⅱ.気づき:支払う利息の総額
計算してみると、10年間で支払う利息の総額は約25万円弱にもなることが分かりました。
つまり、200万円の車を買うのに、実質的には約225万円支払うことになるのです。
さらに衝撃だったのは、借入から1年後に借入残高が¥179,959円しか減っていないことに驚愕したことです。
1年間で約22万円強(月々18,700円×12ヶ月)を支払ったのに、元金はわずか約18万円弱しか減っていなかったのです。
この事実に気づいた時、借金は単にお金の問題だけでなく、心理的な負担も大きいことを実感しました。
当時は学長のことを存じ上げていませんでしたが、後に知った
🦁「借金なんて、すんじゃねえ❗」
という言葉に強く共感することになります。
Ⅲ.一括返済の検討
そこで、残りのローンを一括返済することを検討し始めました。
まず、金融機関に一括返済した場合の残債務額を問い合わせました。
ローン開始から約1年が経過していたため、元金の残りは約182万円でした。
さらに、繰上返済手数料として¥5,500円が必要とのことでした。
Ⅳ.一括返済のメリット計算
一括返済のメリットを具体的に計算してみました。
⭐ このまま返済を続けた場合
✅ 残りの支払総額:約202万円
└ 月々約¥18,700円×残り108か月
✅ うち利息分:¥196,547円
⭐ 一括返済した場合
✅ 支払総額:約¥1,825,541円
└ 残債務¥1,820,041円+手数料¥5,500円
✅ 削減できる利息:約¥196,547円
✅ 実質的な節約額:約¥191,047円
└ 利息削減額-手数料
Ⅴ.決断と実行
数字を見て、一括返済の経済的メリットは明らかでした。
約20万円という節約額は、決して小さくない金額です。
さらに、毎月の固定費から約¥18,700円が削減されることで、家計の自由度が大きく向上します。
2022年3月、ちょうどローン開始から1年が経過したタイミングで、残りの自動車ローンを一括返済することを決意しました。
Ⅵ.一括返済後の変化
⭐ 1. 経済的なメリット
✅ 支払利息約¥20万円の削減
✅ 月々の固定費が約¥18,700円減少
✅ 浮いたお金で投資や他の目標に向けた貯蓄が可能に
⭐ 2. 心理的なメリット
一括返済後、予想以上に大きかったのが心理的な変化です。
「借金がある」という状態から解放されたことで、心の負担が驚くほど軽くなりました。
特に感じたのは「脳のリソースの解放」です。
借金があると、無意識のうちに常にそれを意識し、返済計画や家計のやりくりについて考えるリソースを使っていました。
その負担がなくなったことで、創造的な仕事や家族との時間に、より集中できるようになりました。
学長の
🦁「借金なんて、すんじゃねえ❗」
という言葉の真意を、身をもって理解できた瞬間でした。
借金は単にお金の問題ではなく、私たちの思考や感情にも大きな影響を与えているのです。
Ⅶ.成功のポイント
⭐ 1. 返済額と利息の総額を把握する
ローンを組む際は、月々の返済額だけでなく、支払利息の総額をしっかり確認することが重要です。
私の場合、200万円の借入に対して約25万円の利息を支払うことになっていました。
⭐ 2. 繰上返済のルールを確認する
金融機関によって、繰上返済の手数料や条件は異なります。
事前に確認することで、最適なタイミングでの返済が可能になります。
⭐ 3. 心理的な効果も考慮する
金銭的なメリットだけでなく、借金から解放されることによる心理的な効果も大きいです。
「脳のリソース」が解放されることで、より創造的な活動や家族との時間に集中できるようになります。
まとめ
10年ローンを1年で一括返済することで、約20万円の利息を削減できました。
さらに、月々の固定費削減と心理的な負担軽減という大きなメリットも得られました。
🦁「借金なんて、すんじゃねえ❗」
という学長の言葉は、単なるスローガンではなく、実際の生活の質を向上させる深い知恵だったのだと実感しています。
もちろん、すべての借金をすぐに返済できるわけではありませんが、可能な範囲で早期返済を検討することは、長期的に見て大きなメリットをもたらす可能性があります。
私の経験が、同じような状況にある方の参考になれば幸いです。