- 投稿日:2025/03/27
■ 5-1. 試算表とは何か
定義:
試算表とは、帳簿に記録された取引が正しく転記されているかを確認するための一覧表です。
また、各勘定科目の金額やバランスを一目で把握することができる、経営判断にも役立つ帳票です。
目的:
・借方・貸方の合計が一致しているか確認
・各勘定科目の合計・残高を一覧で把握
・決算前の数字の整理・確認
■ 5-2. 試算表の種類
① 合計試算表
・各勘定科目について、借方・貸方の合計金額を表示
・数字が転記されているかの確認用
② 残高試算表
・各勘定科目について、現在の残高(差引)を表示
・財務状況の簡易チェックに便利
③ 合計残高試算表(最も一般的)
・合計金額と残高の両方を併記
・簿記3級でも中心的に出題される形式
■ 5-3. 試算表の作成手順
① 総勘定元帳から、各勘定科目の借方合計・貸方合計・差引残高を集計
② それを試算表に一覧で記入
③ 借方合計と貸方合計をそれぞれ合計し、一致するかを確認
例(簡略)|売上 50,000円/現金 50,000円 の取引のみの場合:
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