- 投稿日:2025/04/07
- 更新日:2025/10/04
![[心理学]なぜギバーは幸せになるのか。おすすめ本紹介「GIVE & TAKE」](https://storage.googleapis.com/library-production-b8884/uploads/library_article/thumb_url/66328/thumb_%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%82%AE%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AF%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B_.png)
GIVERとは与える人という意味です
著者の先生によると世の中には3種類の人間がいるといいます
ギバー(GIVER)[与える人]
マッチャー(MATCHER)[バランスを取る人]
テイカー(TAKER)[受け取る人=奪う人] です
そしてこの中でもっとも成功すると言われているのがギバーです
「そうか!今日から私もギバーを目指そう!」
と考えた、そこのあなた
もしかするとテイカーにすべてを奪われるかもしれませんよ
実はギバーには大成功するギバーと大失敗してしまうギバーがいるのです
大失敗してしまうギバーがなぜ失敗するのかを学び
正しくギブしましょう
そもそもなぜギバーは成功するのか?
ギバーはなぜ成功するのか?
その答えは単純で相手のことを考えて相手に与えるからです
それゆえギバーは成功しているのです
例えばあなたの周りにもこういった方はいないでしょうか?
いつも親切にしてくれる人
ささやかな気遣いのある贈り物をしてくれる人
頼み事を快く快諾してくれる人
こういった方と接する時、あなたはこう思いませんか?
いつも親切にしてもらうので何か手伝えることはないだろうか
いつも気を使って頂いているので何か良い贈り物はないだろうか
あの人が困っていたらいつでも助けよう
といった感じです
もしそうだとするなら
それはギバーの行った行為に対して返報性の原理が働いているからです
返報性の原理とは貰ったら何かを返さなければと考える人間の心理です
まさに本のタイトルの通り ギブ&テイクです
ですがギバーがこの返報性の原理を狙って私達に親切にしているわけではありません それはギバー自身が人を助けることが好きだからです
仮に誰かがギバーに何かを与えたとしてもギバーはまた何かを与えます
つまりある意味で相手は一生恩を返せたと思うことはないということです
このループがギバーを成功者にするのです
ではもし与える相手がテイカーならどうでしょうか
きっとギバーが与えたものを感謝もせず消費し、また求めてくるのではないでしょうか?
テイカーはきっとこう考えるでしょう
人助けが好きならたくさん人助けさせてあげよう!
結果搾取され続けたギバーは疲弊していくのです
これが失敗するギバーの正体です
どちらのギバーも「人を助けたい」という気持ちがあるのに
両者の間には非常に大きな差があります
成功するギバーの秘密
前述した通り、ギバーはどちらも「人を助けたい」という気持ちがあります
成功する鍵は相手を見極めることと僅かな時間での親切です
まず相手を見極めること
これは簡単ですね。つまり相手がテイカーなら親切にするのをやめるということです
テイカーは貰うことについてなんとも思っていません
つまり与えないことが唯一の防御手段といえます
※ちなみにですが、テイカーはサイコパスやナルシストが多いらしいです
そしてこれはギバーでない方にも有効な手段ですが
僅かな時間での親切、これが成功への鍵です
私達すべての人間は時間が平等です
その中でギバーはより多くの貢献をしようとします
つまり親切に使う時間を制限するのです
これは突き詰めれば自分の専門分野の知識を最大限に使い多くの人々を助けるのです
例を上げると
ビル・ゲイツやイーロン・マスクが1時間ボランティアするよりも
1時間働いたお金で寄付をする方がより人々をたくさん助けられるということです
※有名人がボランティアすることで注目が集まるとかはとりあえず考えないで下さい
あなたもあなたの専門分野で助けられる人はきっとたくさんいるはずです
専業主婦の方でも家事のノウハウなどで助けられる人はいっぱいいるはずです
これはと思うものがあればノウハウ図書館に記事を書いてみてはどうでしょうか?
ギバーに出会ったらどうしたら良いのか?
あなたがテイカーではなく、しかしギバーでもない場合どうすれば良いのか...
ずばりマッチャーでいることです
前述した通りギバーはテイカーの餌食になる可能性を秘めています
ですがあなたがマッチャーだとわかれば、ギバーは安心してあなたを助けてくれます
そしてあなたはマッチャーなので両者の間にはプラスのスパイラルが生まれます
実際私もギバーを目指したことがありましたが、どこかで見返りを求めていることに気づき諦めました
そこから無理のない範囲で人に親切にすることを意識してからは少しギバーのマネごとができるようになったような気はしています
著者が言うには
テイカーをコミュニティに入れないことこそがギバーや周囲の人々が成功する方法だそうです
可能な限りテイカーとは距離を取りましょう
最後に
これまで紹介してきたギバー、テイカーですが
実は表面的にはわかりにくい人がいるのです
要するに無愛想なギバーも愛想のよいテイカーもいるということです
人間社会とはうまくできているなと考えさせられますね
ですが基本的にギバー、テイカーの要素は同じです
あなたがもし「愛想が良いけどこの人は何かがおかしい」
と思う人がいたならもしかするとその人はテイカー?かもしれません
決めつけは良くないですがよく観察する必要があるかもしれません
それがあなたや周囲のギバーを救うことに繋がるかもしれません
最後までお読み頂きありがとうございました
今回紹介した図書のリンクを貼っておきますので良ければ検索してみて下さい。中古本や図書館で借りればより安価です
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※アフィじゃないので安心してください
Youtubeにてこの本の内容を著者自ら解説している動画がありました
ユーモアがある先生で非常に面白いのでこちらもぜひ御覧ください
TEDトーク
Are you a giver or a taker? | Adam Grant