- 投稿日:2025/04/07

日本酒に興味を持ち始めると、よく目にする「杜氏(とうじ)」という言葉。でも実際、どんな仕事をしている人かご存知ですか? 今回は、日本酒の要とも言える杜氏について、わかりやすくご紹介します。
杜氏とは?
杜氏とは、日本酒造りの責任者のこと。酒蔵の中で、原料選びから仕込みの温度管理、発酵のタイミングまで、あらゆる工程を指揮し、日本酒の味を決めるキーマンです。まさに「酒造りの匠(たくみ)」とも言える存在。
もともとはチームリーダー
かつて杜氏は、冬場に農閑期となる農家の人々が出稼ぎで酒蔵に集まり、そのチーム(蔵人)をまとめるリーダーのような役割でした。代表的な流派には「南部杜氏(岩手)」「越後杜氏(新潟)」などがあり、地域によって造り方の特徴や考え方にも違いがあります。
今どきの杜氏事情
近年は出稼ぎ制が少なくなり、社員蔵人が一年を通して働く蔵も増加。若い杜氏や女性杜氏も活躍しており、技術の継承だけでなく、新しい発想で日本酒を進化させています。なかには、元エンジニアやソムリエから転身した杜氏も。

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