- 投稿日:2025/04/22

新潟といえば“淡麗辛口”の名産地。でも、最近は伝統にとらわれず新しい挑戦を続ける蔵元も増えていて、ファンの間で注目されるレア酒も続々登場しています。今回はその中から、個性が光る3本を選び、それぞれに合う料理のペアリングと共にご紹介します。
1|荷札酒(加茂錦酒造)
華やかさとジューシーさを両立した、新潟酒の異端児。
若き杜氏・田中悠一氏が醸すこの銘柄は、「今っぽい」日本酒の代表格。白桃やメロンを思わせる香りと、柔らかくジューシーな味わい。口当たりは滑らかで、日本酒初心者から上級者まで虜にする一本です。甘みと酸味のバランスが取れていて、食中にも単独でも楽しめます。
ペアリング:白身魚の昆布締め
魚の繊細な旨みと、荷札酒のふくよかな甘みが上品に溶け合います。酒の香りが食材の香りと重なることで、心地よい余韻が広がります。
2|ゆきのまゆ(苗場酒造)
やわらかな酸味と透明感のある味わいで、静かに広がる個性派。
名前の通り、雪のようにやさしいタッチが特徴。甘みが抑えられた中にしっかりとした旨味があり、後口はすっきりとキレのある仕上がり。派手さはないけれど、飲むほどに心に残る酒です。派手な料理よりも、繊細な出汁や豆腐などとの相性が抜群。

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