- 投稿日:2025/04/25
- 更新日:2025/09/29
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1. タイヤ交換をするメリット
私がタイヤ交換を自分でするようになった一番の理由は、費用を節約できるからです。
私は毎年、春と冬にタイヤ交換をしています。以前は交換と保管も車屋さんにお願いしていたため、1回につき8,800円、年に2回で17,600円かかっていました。現在は自分で交換することで、費用の節約ができるようになりました。自分で行えば無料なので、大きな節約になります。
また、自分で交換することで、タイヤの状態を自分の目で確認できるようになりました。溝の減り具合や石の挟まりなどもチェックできるので、安心感があります。
さらに、自分でできるという自信にもつながります。最初は不安でしたが、今では「自分でできる」という小さな成功体験になります。
タイヤ交換は、ディーラーやカー用品店でするもの。と思っている方も、「自分でもできるかも」と思ってもらえたら嬉しいです。
2. 用意するもの
タイヤ交換には、以下のものが必要です。
軍手(手が汚れないように)
ジャッキ(車体を持ち上げるため)
レンチ(ナットを締めるため。私は車についていたL字レンチを使っています。力が入りやすいクロス型レンチや、車種によって必要な締め付けトルクがわかるトルクレンチもあります)
車止め(安全のため)
ノーマルタイヤまたはスタッドレスタイヤ
※軍手は滑りにくい加工がされたものがおすすめです。
3. タイヤ交換の手順(実際にやってみた)
私が実際に行っているタイヤ交換の流れをご紹介します。
10年以上乗っている古い車のため、写真が綺麗でなくて申し訳ありませんが、写真も参考になればと思い載せています。
(1)作業準備をする
まず、車を平らな場所に停めましょう。私は自宅の駐車場で、他の車を移動させてスペースを確保しています。タイヤの横に十分な作業スペースがあるかを確認し、そのうえで車が動かないようにタイヤの前後に車止めを置きます。車止めは市販のものがベストですが、私はブロックレンガで代用しています。これはとても重要なステップです。安全第一で行いましょう。
(2)ナットを少し緩めておく
L字レンチを使い、左回し(反時計回り)にナットを緩めます。これがとても硬い!本当に動かなくてどうしようかと思ってしまいますが、力を込めてぐっと回すのがコツです。全く動かない時は足を乗せてエイヤーと踏みつけていますが、ナットやホイールキャップが傷つく恐れがあるのでおすすめしません。
ポイントは、対角線上にナットを緩めていくことです。(例:左上 → 右下 → 左下 → 右上)
(3)ジャッキアップする
ジャッキを車体の指定された場所にあてて、車を持ち上げます。
アクアの場合、タイヤの内側から約20センチの位置にジャッキアップポイント(凹み)が2か所あります。
そこにジャッキの凹み部分を合わせて、ゆっくり車を持ち上げます。タイヤが地面から浮くくらいが目安です。
以前は車に付属のジャッキを使っていましたが、かなり力が必要で大変でした。現在は油圧式のジャッキを使っています。価格コムで人気のものは6,800円ほど。力のない女性にもおすすめです。
(4)ナットを外す
L字レンチを使い、対角線上にナットを外していきます。(例:左上 → 右下 → 左下 → 右上)
この時ナットがコロコロと転がっていかないように気をつけましょう。
ナットをすべて外したら、タイヤを車から外します。タイヤは予想以上に重たいので、腰を痛めないよう注意しましょう。タイヤは10kgほどあるので、お米10kgを持てる方なら大丈夫!
(5)ノーマルタイヤを取り付ける
ノーマルタイヤを取り付けます。
ホイールキャップは外しておきます。レンチを溝に差し込んで、グイっとパカっと外します。
ナットの穴と車のボルトの位置を合わせるのがとても難しく、私が一番苦労するところです。繰り返しになりますが、タイヤは予想以上に重たく、10kg程度あります。この難関を乗り越えれば8割完了です。頑張りましょう!
(6)ナットを仮締めする
ナットを手で軽く締めていきます。ここでも対角線上に締めるのがポイントです。
(7)ジャッキを緩めて車体を下ろす
油圧式ジャッキのハンドルを、反時計回しに、ほんの少し、ものすごーくゆっくりと、動いたか動かないかわからないぐらいの力で動かして、ゆーっくりと車体が下がるようにします。急に下げると、タイヤがドンっと落ちてきて危ないです。タイヤが地面についたのを確認して、最後までジャッキを緩めて車体を完全に下ろします。慎重に。
(8)ナットをしっかりと本締めする
車体が下りたら、ナットをしっかりと本締めします。ここでも対角線で締めるようにしましょう。
(9)ホイールキャップを取り付ける
ホイールキャップを取り付ける際は、空気を入れる部分とキャップの凹みを合わせるようにします。割れそうで怖いですが、意外と割れません。私はバンバン叩いてはめています。
これで1本のタイヤ交換が完了です。残りの3本も同様に交換します。頑張りましょう!
(10)冬タイヤを保管する
外した冬タイヤは、盗難防止のためにも人目につきにくい場所に保管しましょう。重たいので頑張って運びます。
(11)車止めを外す
最後に車止めを外して終了です。
お疲れ様でした〜!
私はタイヤ交換を1時間ほどで終えることができました。初めての方は、もう少し時間がかかるかもしれません。
4. 注意点
・汚れてもいい服装で行いましょう。タイヤはとても汚れています。
・軍手は必須です。手が汚れるだけでなく、ケガ防止にもなります。
・安全な場所で作業を行いましょう。なるべく平らな場所で、交通量の少ない場所が理想です。
・ナットの締め忘れがないよう、最後に必ず確認をしましょう。
・翌日腕が筋肉痛になることがあります。
・不安な方は無理に行わず、プロにお願いするのが安心です。
5. まとめ
いかがでしたか?
ディーラーやカー用品店でしかできないと思っていたタイヤ交換も、自宅でできるようになるとコストの節約になります。車通勤をしている方や、徒歩では移動が難しい地域にお住まいの方にとっては、車は生活必需品です。
車は維持費がかかるものですので、できる部分は自分で対応して、家計を管理していきたいですね。
繰り返しになりますが、不安な方は無理をせず、プロにお願いしましょう!
この記事が、タイヤ交換にチャレンジしようと思っている方の参考になれば嬉しいです。
また、初めてユーザー車検を受けて車検代が約半分になった体験記も寄稿したいと思っています!