- 投稿日:2025/05/06
- 更新日:2025/09/29
はじめに
こんにちは、めのめです。
先日人生初の転職活動を終えたのですが、大きな気付きがありました。
「転職活動のゴールは、“転職すること”だけじゃない」
結果として、転職はしませんでしたが、やってみたからこそ得られた安心や、次の一歩のヒントがたくさんありました。
現職に大きな不満があるわけではない。でも、このままでいいのかという漠然とした不安がある――今回はそんな方に向けに私の体験談と学びを整理してみました。
なぜ転職活動をしようと思ったのか?
私はこれまで一度も転職を経験せず、1つの企業に勤めてきました。
大きな不満はなく、業務にも慣れている。
ただその一方で、「このまま続けていて本当にいいのか?」という漠然とした不安がありました。
私のスキルや経験は、今の会社の中では評価されているかもしれない。
でも、それが“市場”ではどう見られるのか?実際に通用するのか?
この先キャリアに行き詰まったら、会社で理不尽に遭遇したら、定年後の働き先に困ったら――そういったことを確かめたい気持ちが強まりました。
もちろん、良い出会いがあれば転職も視野に入れるつもりでしたが、一番の目的は「自分の市場価値を知り、納得して今後のキャリアを歩んでいくこと」でした。
私が実際にやった6ステップ
1. 転職の軸を固める
実際に転職活動を始めるにあたり、まずは「自分の目的」や「転職の軸」を整理しました。方法はリベ内で色々紹介されていますが、私は転職相談チャットで紹介されている転職の軸を固めるシートを利用させてもらいました。
これをやるだけでも、自分の中でモヤモヤしていた部分が言語化されましたし、モヤモヤが残る部分は、今後の活動で人との対話を通じて少しずつ明確にしていく必要があるポイントです。
2. 履歴書・職務経歴書を作成
続いて履歴書・職務経歴書を作成しました。
職務経歴書はキャリアの棚卸しが必要なのは勿論、それを自分や自分の普段の業務を知らない人向けに整理する必要があるので、はじめて作る人はそれなりに時間がかかると思います。
私は中だるみも含めて、結局着手から完成まで1か月くらいかかりました😅
個人的にこのタイミングの職務経歴書は、箇条書きできるようなテーマはできるだけ数多く網羅的に、各案件の具体的な取り組みなどのストーリー部分は簡潔に済ませるのがおススメです。これは、実際に企業に提出する段では相手に合わせて、前者は絞り込み、後者は具体的に作り込む…という作業を想定しアレンジしやすくするための構成です。
3. 転職エージェント登録
JACリクルートメントに登録。ここは、1と2のステップを固めていればスムーズに登録完了できます。
4. 担当エージェントとの対話
JACリクルートメントは最初に担当エージェントと面談、その後は面談結果をもとに各企業担当エージェントから案件が五月雨に送付され、興味のある求人票の詳細をエージェントに確認したり、応募する…という流れです。
私は最初の面談で「自分の市場価値を知りたい」という主目的は正直に伝えました。その前提を理解した上で、カジュアル面談なども案内いただけたのでとても助かりました。
ただし、場価値だけを知りたい場合でも、「どんな条件なら転職を考えるか」はざっくりでいいので考えておくのがおすすめです。ここが曖昧だとエージェントも動きづらくなりますし、それを整理することが転職活動の方向性を決めるヒントにもなります。
5. 企業担当や各企業とのカジュアル面談
具体的な活動の概要は以下の通りです。
・紹介された求人票:31件
・エージェントとの対話:5件
・カジュアル面談:2件
この数字だけ見ると大したことないと思われるかもしれませんが、求人票の確認と比較、企業研究、エージェントとのメールでのやりとり、対話や面談の日程調整、面談に向けた準備…など、やることは思った以上にあります。
一番印象的だったのは、とあるコンサルファームの執行役員とのカジュアル面談で社内の実情や現在向かっている方向性など包み隠さず話していただけました。面談というより、学長がよく話している「先行く先輩との出会い、会話」という感触で、とても盛り上がりましたし、価値のある時間でした。
6. クロージング
手応えを確認できた上で、現職継続の判断を行い、活動停止の連絡を担当エージェントに行いました。以降、しつこい勧誘などは勿論きていません。
活動期間は約1か月でした。
得られた気づき・成果
今回の活動を通して、私が得た気づきや成果はたくさんあります。
自身の市場価値
・自分のスキルや経験には、一定の市場ニーズがあることが確認できた
・年収の相場感など、“業界ごとの待遇のリアル”を知ることができた
自身の見つめなおし
・「現職が悪くない」という感覚に客観的な納得が持てた
・自分がやりたくない仕事/選びたくない業界が明確になった
転職活動について
・本気で転職するには、それなりの覚悟と時間が必要だと実感した
・転職条件について家族と対話する必要があると痛感した
活動前と比べて、自分のキャリアや価値観が明確になったのは収穫でした。
現職にとどまるという選択
最終的に私は現職を続けるという選択をしました。
その理由は、市場のリアルを知って焦りがなくなったことや現職への不満が少ないことが再確認できたことに加え、「より良い環境へ移るには、それ相応のエネルギーと準備が必要」という現実を実感したからです。
また、「転職したい理由」や「転職先に求める条件」を明確にするには、家族との対話が不可欠だと感じました。私はこの部分を後回しにしていたことで、活動の途中で家族とのすれ違いが起きてしまい、深く反省する結果になりましたが、良い学びにもなりました。
今後のキャリア方針
今回の経験を経て、私の中でキャリアの考え方が整理できました。
・評価や組織変更のタイミングで内省し、定期的に転職活動を検討する
・現職で挑戦するかどうかの判断軸に「市場価値が高まるか」を加える
・「転職先に求める条件」について家族とあらかじめ合意しておく
転職活動を“今すぐの転職”ではなく、“キャリアの定期点検”と捉えるようになりました。
これから活動する人へのアドバイス
1. 家族との対話は最初に済ませておこう
「市場価値を知るだけだから」と、私は家族にきちんと話をせず活動を始めてしまい、途中で問題になりました。収入やライフスタイルが変わる可能性がある出来事は、どうしても家族にとっては不安要素になります。実際に転職するかどうかに関係なく、転職活動する際には最初に話しておくことを強くおすすめします。
2. 「転職の軸」はしっかり固めておこう
エージェントや企業との面談では、自分の希望や考えを何度も聞かれます。
あらかじめ軸があると回答に迷わず、自信を持ってやり取りできますし、限られた時間の中で効果的に活動するためにも、不要な案件や情報のスクリーニングができるよう具体的に落としておきましょう。
繰り返しになりますが、私は転職相談チャットで紹介されている転職の軸を固めるシートを利用して固めました。
3. 思っている以上に時間はかかる
私は面談件数こそ少なかったものの、それでも求人の確認や企業調査、日程調整に毎日1~2時間を使っていました。仕事や家庭と両立しながら進めるには、思っていた以上の準備と時間確保が必要です。
「本気でやるなら、ちゃんと時間を割こう」という心構えは勿論ですが、本業や家庭に支障を出さないためにも、まずは転職活動に充てる時間を先に押さえておき、計画的に集中して活動することをおススメします。
4. まずは動こう
職務経歴書を作り込んだり、自己分析をしてから…と思いがちですが、実際に人と話して得られる気づきの方が大きいと私は感じました。
「本当に転職するかどうかはやりながら考えよう」くらいの軽やかさで、まずは一歩踏み出すことが一番の近道かもしれません。
おわりに
今回は私の転職活動を体験談というかたちで記事にしてみました。
転職活動というと、「今の職場に不満がある人がやる」というイメージがあるかもしれません。しかし、私は今回の経験を通して、「現職を続けるために、転職活動をしてもいい」という考えに変わりました。
私は安定やリスクを取らないことが、必ずしも悪いことだとは思っていません。一方で「現状維持」が必ずしも安定やリスクの少ない選択肢ではないとも考えています。転職活動は、業界の動向や、現在の市場価値・需要を把握し現職継続のリスクを具体化することができる手段です。
不安を抱えながらも動けていない方にとって、この記事が少しでも背中を押すきっかけになれば嬉しいです。