- 投稿日:2025/05/28
- 更新日:2025/10/04

私がマンションを購入したのは約4年前。当時は知識もなく、何となくの直感で購入を決めました。ところが、その後すぐに管理組合の理事長に選ばれ、想像以上に管理面での課題や苦労に直面することになったのです。(問題が山積みの状況を立て直しをすべく、5年間理事長を継続しました。その間、修繕積立金を二倍にしたり、機械式駐車場埋め立てしたり、評価制度へ加入したりなど、多くの問題解決に取り組みました。)
この記事では、そんな経験から学んだ「マンション購入前に確認すべき3つのポイント」を紹介します。
これから購入を検討される方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
①「管理の評価制度」に注目!できれば1年ほど待つのもおすすめ
2024年から本格的に普及し始めたのが、「マンション管理計画認定制度」という評価制度です。これは、マンションの管理状況や資金計画を第三者が評価し、点数化する制度で、今後は売買時にも重要な指標になると考えられています。
とくに、80点以上を取得しているマンションは、管理状態が良好であることの証明にもなります。
まだ制度が始まったばかりで評価済みの物件は少ないため、購入を急いでいない方は1年ほど様子を見るという選択肢もあります。
② 修繕積立金が適正か?必ず基準値と比較を!
修繕積立金は、マンションの長期的な維持に必要不可欠な費用です。ただ、物件によって金額にかなり差があり、低すぎる場合は将来的に資金不足になるリスクがあります。
国土交通省が提示しているガイドラインでは、マンションの規模や設備ごとに適正な積立額の目安が示されています。物件を検討する際には、必ずこの基準と照らし合わせて判断することをおすすめします。
③ 機械式駐車場はコストに注意!なるべく避けたい設備
機械式駐車場はスペース効率が良く便利そうに見えますが、実際には修理・保守に非常に高額な費用がかかる設備です。
多くのマンションでは、修繕積立金とは別に機械式駐車場用の積立が必要ですが、その積立が設定されていない物件も少なくありません。
結果的に、想定外の支出が発生してしまい、住民間のトラブルの原因になることもあります。
できる限り、機械式駐車場のないマンションを選ぶことをおすすめします。
ちなみに、私のマンションでは維持が不可能となり埋め立てることにしましたが、埋め立て費用も1000万円ていどかかり、非常に苦労しました。
まとめ:住んでから気づく前に、今できる確認を!
分譲マンションは大きな買い物です。物件の立地や内装の良し悪しだけでなく、**「管理」「将来の費用」「運営の仕組み」**にもぜひ目を向けてみてください。
今回ご紹介した内容をもう一度まとめます。
✅ マンション購入前に確認したい3つのこと
・管理評価制度のスコアをチェック(80点以上が安心)
・修繕積立金が国の基準を満たしているか確認
・機械式駐車場の有無と、その維持費を事前に把握
将来の安心と快適な暮らしのために、ぜひこれらのポイントをおさえて検討してみてくださいね。