- 投稿日:2025/05/29
- 更新日:2025/09/30

はじめに:「今日は何しようか?」から始まった
まだコロナが治まりきっていない2021年。まだ外出もそこまで推奨されていなかった頃、我が家は行き詰まっていました。
「休日、何をしようか」
新型コロナウイルスによる感染者や死者数が連日報道される中、子どもと何をして過ごそうというのが毎週の悩みでした。
「子どもと素敵な思い出を作りたい」
「でも、行ける場所も限られる」
「家ですることも限界がくる」
など悩みを抱え、毎週を過ごしていました。
そんな時に、ふと学長の動画を思い出しました。
https://youtu.be/DSZs2zyfIp8?si=quN8SoDy5CSskPM3
https://youtu.be/in0GDXJfX4c?si=liEzTk2-x3jnWtRD
この動画を見て、
「今やれることをやっておかないと人生がもったいない!」
「うちでも、やりたいことリストを作ろう!」
と、決意しました。
「家族5人で20個ずつ。どうせならキリよく、100個。書き出してみよう」と提案。
ここから、我が家に小さな変化が生まれていきました。
書き始めたきっかけ:思いつきが“宝探し”に
用意したのは真っ白な紙とペンだけ。それだけです。
それさえ用意できれば、あとはどんどんと書き出していきます。
「わんこそばを食べたい!」(長女) 「食べよう、食べよう」
「カヌーに乗りたい」(長男) 「びしょぬれになろう!」
「お家キャンプをしたい」(次女) 「わくわくするね」
「ダイビングをする」(妻) 「潜ってみたいね~」
「自転車で福岡県一周する」(私) 「一人旅、最高!」
50個も書き出してみると、ペースダウンしていきましたが、家族みんなで100個と決めたからには出していきます。
そうすると、意外と100個出てくるもので、笑いながら、悩みながら、「あ、これもやってみたかった!」と改めて家族が大事にしていることを再発見できました。
実際に書いてみて感じた楽しさ
書き終わった時、「終わったー」ではなく、「楽しみ」という感情が勝っていました。圧勝でした。
漠然としていたやりたいことが具体的になり、書き出すだけで未来へ向かっている感じがするんですね。
また、書いているうちに、普段見えなかった“それぞれのやりたい気持ち”が見えてきました。
「あ、そんなこと考えてたんだ」
「これは面白い!」
「ちょっと無茶じゃない?」
100個書くと決めていたからこそ、「できる・できない」ではなく「やってみたい」に正直になれる。
それがとても楽しく、子どもたちもどんどん前のめりになっていきました。
作成のコツ:ルールは“自由と肯定”
実際にやってみて分かった、リスト作成のコツを紹介します。
1. 否定はしない
無理かどうかは、気にしない!
とにかく「やりたい」と自分が心から思ったことを書き出します!
やれるかどうかを気にしていたら筆が止まってしまいます。発想を広げて、想像力を全開にして、好きに書いていきましょう!
2. 個人と家族のやりたいことを混ぜる
「自分だけでやること」と「家族でやること」が混ざってOK。
順番なんて気にする必要ありません。とにかく家族に聞いてそれぞれのやりたいことをどんどん書いていきましょう!
3. 短期も長期も混ぜる
「今日できそう」なことから「ここ数ヶ月でできそう」、「数年以内にはできそう」、「将来やってみたい」ことまで、時間にとらわれる必要はありません。
もしかしたら今世では、達成が難しいこともあるかもしれませんが、それでもいいんです!
時間は気にせず書いていきましょう!
4. 書く形式は自由
ノートでも模造紙でもホワイトボードでも、書ければOK。
要は、見える化できたらいいんです!
すぐにでも始められますよ。
5. 達成したらチェック!
達成できたものは色を塗る、丸をつけるなど、視覚的な「できた!」が見えると、達成感がアップします。
我が家も、多くのことを達成してきました。その時その時にあるマーカーで色をつけているので、色はバラバラですが、家族の思いは一つ!
一つ一つに色を塗るたびに家族の思い出が増えたことを実感し、家族が成長していることを感じます。
続けてわかった効果:迷わない・ぶつからない・盛り上がる
・休日の予定がスムーズ
「やりたいことリスト見て決めよう」で、迷う時間が減りました。
・喧嘩が減る
「え〜それはやりたくない…」というぶつかりが、「じゃあ次はこれね」と切り替えられるように。
・未来への楽しみができる
「これができるようになるには、今何をする?」という長期的な目標にもつながりました。
リストが“家族の地図”になる
面白いのは、リストを眺めると家族それぞれの「らしさ」が見えてくること。
アクティブな人、のんびり屋さん、食べるのが好きな人、クリエイティブな発想をする人…
このリストは、単なる“やりたいこと”の集まりではなく、家族の羅針盤のような存在になりました。
達成したことをマーカーで塗っていくと、「ここまで来たね」「次はどこを目指そうか?」と自然な会話が生まれます。
おわりに:書くことは、未来をつくること
やりたいことリスト100。
たった1枚の紙が、我が家にたくさんの笑顔と、ちょっとした冒険をくれました。
「何をしようか」と悩む休日が、「何を叶えようか」とワクワクする時間に変わる。
そんな時間を、あなたのご家庭にも届けられたら嬉しいです。
今は、大部分に色がつき、達成したものが多くなったので、更新しようと思っています。
次女が「お父さん、やりたいことリスト新しく作ろう」
と言ったこの言葉こそが、家族にとって大事なものとなっている証だと感じました。
ぜひ、家族で“やりたいことリスト”作ってみてください。 未来の思い出が、そこから始まるかもしれません。