- 投稿日:2025/05/30

「できるわけない」からはじまった、私の挑戦
「フリーランスなんて、できるわけない」
夫からそう言われました。
正直、私もどこかでそう思っていたのかもしれません。
安定がいちばん。正社員のままでいた方がいい。
薬剤師になるまでに、どれだけの年月と努力を重ねてきたか。
資格も肩書きもあるのに、それを手放して何ができるの?
自分にしかできない仕事なんて、あるはずないって――そう思っていました。
だけど。
時短勤務が終わったら、
学童から帰ってくる娘に「おかえり」と言える時間には、もう帰れなくなる。
夫も帰りが遅く、子どもたちだけが家で待つことになるかもしれない。
そんな未来を想像するだけで、不安でいっぱいになりました。
そして、
子どもが体調を崩したとき、
「すみません…」と職場に気を遣って、
シフトの調整をお願いする心苦しさを何度も経験しました。
このままの働き方を続けていくのは、もう限界だと感じたのです。
そして、薬剤師の仕事は、常に命との隣り合わせ。
私たちが間違えたら、患者さんの命に関わる。
絶対に間違えられない。
だからこそ、緊張感も、
ヒューマンエラーが起きない仕組みも、どちらも本当に大切でした。
そんな緊張感の中でも、“やりがい”はたしかにありました。
だけど、私が求めていたのは“やりがい”だけじゃなかった。
“仕事が楽しい”と思える働き方。
そして、“家族との時間”も大切にできる働き方――それが、私の本音でした。

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