- 投稿日:2025/06/03
- 更新日:2025/10/04

こんにちは、大阪で一人鍼灸整骨院を営んでいるりょうすけです。
今回は、整骨院で日々相談を受ける中でも特に多いお悩み、
「体のために運動を始めたのに、逆に不調になった」というケースについてお話します。
■「健康のために始めたのに、膝や腰が痛くなった」
・ウォーキングを始めていきなり1万歩 → 膝が痛い
・マシントレーニングを頑張ったら → 腰を痛めた
・テレビで見た体操を真似して → 肩や首に痛み
これ、実際によく聞くご相談です。
特に「昔は運動していたから、これぐらいできるだろう」と頑張ってしまう方ほど、“今の身体”に合っていない負荷をかけて痛めてしまいます。
■ 実は「毎日の仕事」も過度な運動と同じ
・重い物を持つ仕事 → 腰痛
・手を酷使する作業(厨房・組立) → 腱鞘炎
・立ちっぱなし → 足の疲れやむくみ
・デスクワーク → 肩こり・眼精疲労・首痛
このように、仕事そのものが体を酷使する運動と同じになっていることも多いです。
無意識のうちに“過度な負荷”が日常化しているんですね。
■ 対策は「適度な運動」+「休む勇気」
よく「どれくらい動けばいいの?」と聞かれますが、
私がオススメしているのは「目標の半分から始めること」。
・「1日1万歩歩きたい」→ まずは5,000歩から
・「筋トレしたい」→ 最初はフォーム練習や自重トレーニングから
・「毎日運動したい」→ 週2〜3日の軽い運動でOK
また、疲れが溜まっているときは“運動より休息”を優先することも大事です。
疲れた体に無理して動かすと、むしろ逆効果になるケースが多いです。
■ 実際の相談例:過度な運動で来院された方
60代男性のお客様。
最近行けてなかった山登りを再開したいため「体力をつけよう!」とジムのマシンで毎日2時間のウォーキングを開始。
2週間後に膝を痛めてご来院。
→話を聞くと、運動は半年ぶり、準備運動もなし、杖がないと階段を降りることができない
→治療と併せて、ストレッチとお風呂で膝を曲げ伸ばしするように提案。
1ヶ月後には痛みも落ち着き、山登りをスタートするため体力をつけていくとのことでした。
■ 適度に動いて、適度に休む。それが“健康を積み立てる”ということ
健康は一日にして成らず。
無理して積み上げようとすると、身体は簡単に壊れます。
「自分の身体の今」に合った負荷にする
頑張りすぎず、調子の良い日を見ながら調整する
疲れている時は、運動より休息を選んでOK
わからない時は専門家(整骨院や整体)に頼る
■ 最後に
もしあなたが、
「運動したいけど、何から始めたらいいかわからない」
「身体を痛めたことがあって不安」
そんな気持ちがあるなら、一度整骨院などで身体の状態をチェックしてもらうのもひとつです。
私も、施術の中で日々いろんなご相談をお聞きしています。
もし気になることがあれば、ぜひお気軽に聞いてください。
次回は「過度な飲食と適度な食生活」についてお話する予定です。
📌この記事のまとめ(要点)
「健康のための運動」で痛める人、実は多い
今の自分に合った運動量からスタートするのがコツ
疲れている時は、まず休むのも立派な健康法
「過度」ではなく「適度」が健康のカギ
🔗 読んでくださった方へ
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